医療・福祉・保健・スポーツといった4つの分野を専門的に学べるカリキュラムが特長の履正社国際医療スポーツ専門学校・理学療法学科。私は本学科の教員として、3年生対象の新カリキュラム「運動器系理学療法治療学」を担当しています。整形外科の疾患にまつわる障害をどのように捉え、治療するかを考える授業であり、さまざまな症例発表や学会発表を提示し、どう思うかといった意見を出し合います。じつは私自身、本校本学科の出身。高校時代には部活でひざを負傷し、3回手術した経験の持ち主です。教員になる前は大阪回生病院に勤め、大学のバレーボールチームのトレーナーとしても活動していました。私ならではの経験を指導に活かせるよう心掛けています。
学生が自分自身で答えを探しだす、そんな自主性を重視した授業を心掛けています。受け身の姿勢で授業を聞くだけでは、いざ現場に立った時、患者様が抱える背景が掴みづらくなるからです。具体的には、学生自身が考えたことを実際に行動に移させて、効果があるかどうかまで評価させています。自分たちが試行錯誤した事柄に対して結果が出ると、正解か不正解かに関わらず「うわっ!」となって印象付けられ、その体験は記憶にも残ります。トライ&エラーを繰り返しながら、体験的に学んで成長していけるようサポートしています。
私は学校選びの際、本校では理学療法士とアスレティックトレーナー(日本スポーツ協会公認)の資格を取れると知り、ココしかないと思い入学しました。教員となった今、同じ思いを持つ学生を全力で応援します。
専門:「運動器系理学療法治療学」。1986年、長崎県生まれ。京都ノートルダム女子大学卒業後、医療機器メーカーの営業職を経て履正社国際医療スポーツ専門学校理学療法学科夜間部に入学。卒業後、臨床実習先だった大阪回生病院に勤務し、大学のバレーボールチームでトレーナー活動を実施。同院を退職後、2022年本校へ入職した。