仕事の魅力は、医療の第一段階に携わることができ、そして何年でも続けたいと思えるところです。自分の経験や知識の量で検査の精度を上げることができるため、ゴールがなく、どこまでも追及できるんです。今は臨床検査の仕事を100%できるまでに、自分の知識、技術を高めたいと考えています。技量のある臨床検査技師の方が検査をした方が、より鮮明に写り、その結果が治療に活かされるからです。学生時代に、ただ国家試験に受かるための勉強ではなく病気そのものの「原理」を学んだことで、働き出してから困ることがなく、とても感謝しています。日々進歩する医療についていくためにも、働き出してからも勉強しています!
どういう理由で働くかを考えた時に、私が考えたのは「人の役に立つ仕事に就きたい」ということでした。そのため子どもの頃から医療系で働きたかった私に、高校3年生の時、友人が臨床検査技師という職種を勧めてくれました。医療職のなかでも、専門的な知識を直接仕事に活かすことができれば、と考えていたこともあり興味を持ちました。研究が好きで、探求心がある。私の長所を活かせるから、この仕事は自分に向いていると今でも思っていて、友達に感謝しています。学生時代の友人とは今でも連絡を取り合う仲で、2ヶ月に一度はみんなで集まって食事をしたりしています。
臨床検査に関する知識はもちろん、同じ目標に向かって励まし合い協力し合う仲間の大切さも学びました。勉強を教えたり、教えてもらったりという助け合いの中で成長を実感できた学生生活でした。医学検査学科ができ、一期生として入学したのですが、その点でも仲間意識は高かったのかもしれません。合唱を発表する機会もあり、その際に6学科で1番になったので学園祭で改めて披露したのも良い思い出です。授業では、鈴木先生の時間が印象的です。実際の医療現場で働いていたからこその話を、面白く話してくれて笑いが絶えなかったです。少しでも早く社会に出たいと3年で卒業できる学校を選びましたが、その判断も間違っていなかったと思います!
聖隷浜松病院 臨床検査部 勤務/医学検査学科 卒/2018年卒/子どもの頃から医療現場で働きたいと決めていた青木さん。臨床検査技師という職種を勧めてくれたのは、一番身近にいた仲良しの高校の友人だそう。「探求心が強く、技術職にも向いていると自己分析していたこともあり、今の仕事を選びました。今は興味がない分野や職種でも、周りの人が勧めてくれるなら、否定せず自分に合っているかを一度は考えてみることが大事だと思います」と高校生の皆さんにエールを贈ってくれました。