勤務先のbe.beはヘアカラーをメインにした美容室です。髪色や髪型は人の印象を大きく変える要素の一つなので、髪を大切に考えているお客様にカラーやカットを通して特別感を提供できるように心がけています。そして「広島っぽくないよね」と言われるようなオシャレを楽しんでくれる人を増やしていきたいです。そのため、カウンセリングでのヒアリングで要望をしっかりと把握し、顔色との相性も考えながらイメージを作っています。長くヘアスタイルを楽しんでいただくために、髪の傷み具合に合わせてカラーをしない提案をすることも。だからこそ仕上りに満足して笑顔になったお客様を見たときに美容師としてのやりがいを感じます。
広島県理容美容専門学校は時間や指導は厳しかったのですが、カットやカラーの基盤となる知識や技術をしっかり身につけられたことで、就職してからの理解力を高めることができました。また、美容師国家資格取得に向けてスキルアップをめざすワインディングクラブに所属し、決められた時間内に規定数のロッドを巻く練習を徹底して行いました。美容室では予約がほとんどなので、時間内にカットやカラーを終えなければなりません。こうした時間感覚は、クラブでの練習を通して養えたと思います。ほかにもサロンで仕事を体験できる実務実習を通して、お客様との接し方、機器や道具の準備の仕方など、就職してから役立つ知識を学ぶことができました。
ヘアースタイルやカラーは、常に新しいものが登場しています。こうした流行に敏感であること、そして自分なりの表現ができる感性を磨き続けることが大切です。私は時間があれば美術館に行ったり、旅行をしたり積極的に行動するようにしていました。「この人のようになりたい」と思える美容師を見つけることも、夢を実現するためのモチベーションにつながると思います。2年間で高い技術を身につけていく中で思うように上達せずに悩むこともありましたが、支え合える友人やなんでも相談できる先生方のおかげで、ワインディングクラブで1位にもなれました。こうした経験ができる広島県理容美容専門学校で、みなさんも夢を叶えて欲しいと思います。
be.be 勤務/美容科/2020年卒/小学生の頃から美容師やパティシエに関心があったという木村さんは、広島県理容美容専門学校に進学した高校の先輩の影響で美容師をめざすことにしたそうです。「この学校は指導が厳しいと聞いていましたが、クラスの人数が少なく一人ひとりに丁寧に指導してもらえそうだと思いました」。ファッションショーや大会などイベントが多く、先輩からアドバイスをもらえることもあるなど、学年を超えたつながりも魅力のひとつ。「現在勤務している美容室の店長も卒業生なんです。こうしたつながりを大切に、尊敬できる人のもとで美容師として成長し、広島にはないスタイルを発信していきたい」と今後の夢を語ってくれた。