公立大学/東京

トウキョウトリツダイガク

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次世代型水道システムの実現に向けて

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開催日時
  • 2023年
    11月
    4日
    (土)
    15:00~16:30
  • 11月
    11日
    (土)
    15:00~16:30
  • 11月
    25日
    (土)
    15:00~16:30
  • 12月
    2日
    (土)
    15:00~16:30
申込URL:
https://www.ou.tmu.ac.jp/web/course/detail/2331G110/
※4回シリーズの講座ですが高校生は1回だけでの参加も可能です。

今や水道システムは、いつでもどこでも手に入る不断のライフラインとして認識されており、「安全でおいしい水」への需要者ニーズも日々高まっています。東京都の場合は地中に約2万7千キロ、全国では73万キロ以上の水道管路が埋められていますが、国内の多くの水道施設は、老朽化の時期を迎えつつあります。日本は世界をリードする高水準な水道技術を有するトップレベルの水道先進国ですが、水道管路の適切な維持管理や予防保全、更新計画、また良質な水源の確保など、水道施設の管理は国民の生活に直結するだけに重要かつ継続的な課題となっています。本研究センターでは、そうした状況の中で水道システムを対象とした産官学共同研究について主導的な立場で参加し、次世代型水道システムの実現に向けて多岐におよぶ調査研究を行っています。

本研究センターは、東京都をはじめとする国内の水道事業体のシンクタンクとして、さらには、アジア諸国における水道をリードする技術の拠点としての進展を視野に入れて活動していますが、今回の講座では水道システムに関する共同研究や最先端の研究成果を4回にわたって紹介します。

●第1回:将来も持続可能な水道システムに関する最近の動向
次の世紀を見通した次世代型水道システムの実現に向けて、産官学連携による多様な調査研究を推進しています。中でも、水道管路の総延長は全国で73万km以上にも及びますが、今後は耐震化による更新が必要です。今回の講座では最近の共同研究成果を分かり易くお話ししたいと思います。
 東京都立大学大学院、水道システム研究センター長 小泉 明 特任教授

●第2回:安全で美味しい水道水はどのようにつくられるか?
水道から給水される水は安全でなければならないと考えています。そのために、日本の近代水道ではどの様な努力をし、水道水を美味しくするためにどの様な努力がされているのでしょうか。次世代に渡り安全で美味しい水道水を給水するためには、今後どのような努力が必要かお話しします。
元東京都水道局水質センター所長、水道システム研究センター 佐藤 親房 博士(工学)

●第3回:IoTやAI技術を活用した水道インフラの維持管理
老朽化が問題視される水道インフラでの重大事故を未然に防ぎ、維持管理の負担低減や効率化を図ることが、人口減少社会の到来、自然災害が激甚化する我が国において重要な課題となっています。今回の講座では、IoTやAI技術を活用した水道インフラの維持管理について解説します。
東京都立大学大学院 都市環境科学研究科 荒井 康裕 准教授

●第4回:水道水を水源林とダム貯水池で守る
東京都水道局は「水源の森」を100年以上の長きにわたって管理してきました。森林の育成と水道水の関係性は、イメージとして理解できるかもしれませんが、データに基づく科学的・定量的な裏付けは意外と少ないのです。そこで、共同研究を通じて得られた、森の保水力、森の土砂浸食防止機能、貯水池の水質管理などについて、データに基づいて解説します。
東京都立大学大学院 都市環境科学研究科 横山 勝英 教授

開催場所
飯田橋キャンパス
東京都千代田区飯田橋3-5-1 東京区政会館3階
次世代型水道システムの実現に向けて/東京都立大学(公立大学/東京)のオープンキャンパス
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