公立大学/東京

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機械でいのちをつなぐ.臓器工学

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開催日時
  • 2024年
    8月
    6日
    (火)
    14:00~15:30
申込URL:https://www.ou.tmu.ac.jp/course/detail/7468
※本講座はオンライン講座でライブ+見逃し配信で7日間何度でも視聴可。

当講座は、東京都立大学の教員による高校生のための講座です。大学で研究・教育の携わる教員が、オンラインで講義します。文系・理系を問わず、ジャンルは多岐に渡りますので、興味ある講座を積極的に受講してみてください。

「機械システム工学」とはどのような学問でどのようなことに役に立つのか知っていますか。身のまわりに沢山ある機械は、多様な部品といろいろな仕組みの組み合わせで我々の暮らしに役立っています。ロボットやカメラ、掃除機などの身のまわりのモノから、自動車や電車、飛行機、ロケットなどの乗り物や風力・水力・火力発電所などのエネルギー、浄水施設や食品工場、植物工場などの暮らしに必要不可欠な大きなモノまで多種多様な機械が暮らしを支え、さらに我々の身のまわりにあるモノだけでなく、ソフトウェアやアプリをはじめこれらを支える仕組みであるコトまで機械システム工学が貢献する領域です。これらの機械を支える熱力学、材料力学、流体力学、機械力学を学び、それらをつなぎ活用するための情報や制御をはじめシステムとして活用するための仕組みを学びます。

暮らしを豊かにする「機械システム工学」のなかでも、いのちをささえ、つなぐ「医療」のための「機械システム工学」が注目されています。現在の医療は人工心臓やロボット手術だけでなく、機械システム工学の知恵で開発された様々な医療機器が支えいのちをつないでいます。からだの中で巧みに機能をはたす臓器に学び、活用するための機械システム工学である臓器工学は、今まで治療をあきらめていた医療を支えることを可能としています。さらに、生き物の仕組みと機械を融合することで新しい機能を実現する技術をはじめソフトでウェットな機械が未来の医療を切り拓こうとしています.

この講座では、「機械システム工学」について、身のまわりのいろいろな機械を通じて紹介するとともに、その一つである医療を支える医療機器の仕組みや原理、重要性を紹介し現在の機械と医療の関係を学びます。さらに流れと機能を考える「臓器工学」の成果の一つである体外で臓器を灌流することでいのちをつなぐことを可能とする臓器機械灌流技術について紹介し、こうした技術を活用した新しい医療を紹介するとともに、みなさんと一緒に未来の機械システム工学を一緒に考えます。

講師:東京都立大学 システムデザイン学部 准教授 小原 弘道

機械でいのちをつなぐ.臓器工学/東京都立大学(公立大学/東京)のオープンキャンパス
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