
「痛み」という症状は、理学療法対象者の最も多い訴えの一つです。痛みは身体感覚だけでなく感情などに多角的に影響を与えます。そして痛みは本人にしか分からないもので、他者は度合いや質を正確に捉えることが困難です。だからこそ理学療法士は、丁寧な対話と視診を通し得られた情報から、病態や問題点を推測し仮説を立て、適切な検査法や介入を決定していく一連の論理的思考、クリニカルリーズニング(臨床推論)が大切になります。クリニカルリーズニングが適切に遂行されると治療効果が得られ、対象者が喜びや安心を感じられるようになり理学療法士との信頼関係構築にも繋がっていきます。必要な能力は多岐にわたり、経験の積み重ねがとても大切な研究分野です。その分やりがいも大きく、常に目の前の対象者の力になれるよう研鑽を継続しています。

聴く力がクリニカルリーズニングに繋がる。「学生が抱える身体のトラブルも聴くようにしています」
理学療法士の主たる業務は評価と治療。それに必要な講義、動作分析学や運動療法学、物理療法学の授業を担当している。「特に私が意識しているのは実技体験を取り入れること。学生自身の身体で体験・体感してもらうことにより、例えば“力加減はこのくらいか”などたくさんの発見があり、小さな知識や技術習得であっても積み重ねることで将来の実務力が変わってくると考えています」。学生自身が様々な身体トラブルを抱えていることもあるため、相談にのり身体の変化を感じてもらい、より理学療法に関心を深めてもらうようにもしている。

バスケットボール部の部長・トレーナーを務めるほか、外部チームのトレーナーとしても活動している
患者様と1対1で接する時間が多く、患者様はもちろんそのご家族との縁を感じる事も少なくありません。感謝の言葉をいただけること、また身近な大切な人にも頼りにされる理学療法士。一緒に学んでいきませんか!

高校時代にバスケットボール部マネージャーに従事。その経験から理学療法士を目指す
専門:徒手理学療法。1985年11月、埼玉県生まれ。2007年、城西医療技術専門学校(現・日本医療科学大学)卒業。同年、医療法人社団富家会 富家病院勤務。2012年4月より日本医療科学大学 保健医療学部 リハビリテーション学科勤務。2014年、埼玉県立大学大学院 保健医療福祉学研究科リハビリテーション学専修修了。認定理学療法士(徒手療法)、EAGPT-Golf PhysioTrainer、シュロスセラピストほか多数の有資格。
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