整形外科とリウマチ科、リハビリテーション科を診療科目とするクリニックで働いています。仕事場は処置室とリハビリテーション室。処置室ではねんざや骨折などの患者さまに対して医師の指示のもと主に固定具を作成します。リハビリテーション室では回復期の患者さまや肩こりや腰痛など慢性疾患に悩む患者さまの施術を行っています。最初はお一人おひとりの症状や身体に合わせて固定具を作るのに苦労しましたが、入職半年ぐらいで一通りできるようになり、患者さまから「上手になったね」とほめらるようになりました。リハビリに1年ほど通われる方もいます。長年の痛みから解放され「先生方のおかげです」と感謝されることが大きなやりがいです。
柔道整復師の仕事は、サッカーに打ち込んでいたときお世話になった整形外科で知りました。働く姿を間近に見て「この仕事なら自分も頑張って続けられる」と直感しました。東京呉竹医療専門学校を選んだのは国家試験の合格率と雰囲気の良さにひかれたから。学費もリーズナブルでした。先生方の指導法も良かったですね。ONとOFFのメリハリをつけた厳しくも楽しい授業で、身体の仕組みや整復法などをわかりやすく学ぶことができました。友だちにも恵まれましたね。テスト前は学校に残ってみんなで一緒に勉強して、終わったら思いっきり遊ぶ。仲間と充実した学生生活を送れたのは良い思い出です。今でもよく集まって遊び、仕事の相談もしています。
当院には私を含め柔道整復師が8人います。入職年では私は下から2番目。同じ処置や施術をしても先輩のほうが患者さまからの評価が高いときがあり、良い目標になっています。私の今の課題は患者さまをお待たせしないスピード力。丁寧ながらスピーディに対応することが重要です。というのも当院は地域の信頼が厚く、毎日多くの患者さまが来院されるからです。お声がけにも心を配り、ケガの状態やその対処法などの説明は、短くても納得していただけるように工夫しています。当院の理念である「笑顔に導く医療」を心がけ、患者さまが痛みから解放されて心から明るく笑顔になっていただけるように力を尽くしたいと考えています。
新百合ヶ丘 セントラル整形外科 勤務/柔道整復科/2022年卒/学生時代から整形外科勤務を志望。「ねんざや骨折などケガの治療に携わりたかったからです」。最初は山間での生活に憧れ、長野県のスキー場近くのクリニックへの就職を考えていた。セントラル整形外科は学校の先生の紹介で「スタッフが若くて雰囲気が良く、働きやすそうなので決めました」。入職2年目でまだ経験を積んでいる最中だが、最近は慢性疾患の治療に興味があるという。「多くの方が肩こりや腰痛などに長い間悩んでおり、いろいろなアプローチ法を身につけて痛みをとってあげられたらと考えています」。趣味は筋トレ。週4日ジムに通う。筋肉がつき、約10カ月で体重が10キロ増えた。