頭を良くするための訓練ってあるのでしょうか?【オリラジ中田の参考書じゃなくオレに聞け!】
受験生は勉強に集中しなくちゃいけないのはわかっている。けど、自然と恋することだってあるし、友達とケンカすることだってある。そんな受験中の「誰かに相談しにくい悩み」をアノ先輩が答えてくれる!
Question
ぶっちゃけ、頭が良くなくて悩んでいます。物覚えは悪いし、作業を効率的に進めることも苦手です。頭を良くするための訓練ってあるのでしょうか?(potenさん・男・高校3年生)
Answer
いろんな勉強法を試すんだ!
頭が悪いと思う原因は自己理解の低さ!?
人生は戦いの連続だ。受験生であれば「大学受験」というジャングルの中で自分がどういう武器を強みにするタイプかを考えておきたい
これは「究極の暗記法を知りたい」という相談のときにも伝えたことだけど、大前提として物事を覚える能力には個人差がある。これからキミの能力が飛躍的に高まる可能性は低いと思うんだ。
だからこそ自分に与えられた才能をうまく活用するしかない。そのためには各科目でさまざまな勉強法を試すことが必要。「自分にはどんな勉強法が向いているのか?」「なぜその勉強法だと作業がはかどるのか?」といったことを見ていくうちに、自分の得意・不得意を把握できるし、自分の能力を最大限引き出す勉強法が見えてくるんだ。
受験の勝ち負けは自分の得意分野を理解し、勝てる土俵で戦うことにかかっているといっても過言ではない。そのためには自分の長所を理解しておく必要がある。ところが「自分は頭が悪い」と感じている人の多くは肝心の自己理解ができていないんだ。キミの問題もそこにある。まずは自分の勉強スタイルを見つめ直すことから始めてみよう。
本当に大事なのは社会で生き抜く頭の良さ
「受験では弱点を克服した人が合格に近づきますが、社会に出たら長所を伸ばせる人のほうが成功しますからね」と中田さん。自分の長所と短所の把握は常にしておきたい
キミの悩みは受験生なら抱いて当然のもの。ただ、受験勉強で求められる能力以外にも、世の中にはたくさんの「頭の良さ」があるよね。個人的には物事の処理能力が高い人より、状況に応じて相手を気遣える人の心を読むのが上手な人の方がよほど頭がいいと思うんだ。
結局、人生で大事なことって、社会というジャングルの中で自分の武器を生かして生き抜くことじゃない。そのために必要な頭の良さがあれば、その種類は何でもいいわけさ。キミも一旦受験から離れて、「自分が持っている頭の良さはどんな能力だろう?」と広い目で考えてみたら? きっと自分の長所が見えてきて少しは自信が生まれてくると思うよ。
もし、自分自身をどう見つめ直せばいいかわからないのなら、他人を見ることから始めてみるといい。「この人、頭良い」と思う人の弱点と、「この人、頭はあまりよくないかも」と思う人の長所をそれぞれ考えてみる。そうすると、人間は誰もが一長一短でそれぞれ得意分野を持っていることがわかるから。ぜひ試してみて!
まとめ
さまざまな勉強法を試して得意・不得意の傾向を把握せよ! そこから自分に最適な勉強法を導き出し、 目いっぱい勉強すること