行きたい大学があるのですが、親が賛同してくれません…。【オリラジ中田の参考書じゃなくオレに聞け!】

オリエンタルラジオ中田敦彦 参考書じゃなくオレに聞け!

受験生は勉強に集中しなくちゃいけないのはわかっている。けど、自然と恋することだってあるし、友達とケンカすることだってある。そんな受験中の「誰かに相談しにくい悩み」をアノ先輩が答えてくれる!

Question
イメージイラスト1 志望校への受験について親があまり賛同してくれません。親は有名大学に行かせたいみたいなのですが、私は志望校でやりたいことがあるんです。しかし、受験費用を出してくれるのは親だし…どうしたら親の賛同が得られるのでしょうか?(ミルクティーさん・女・高校3年生)

Answer

親の不安を取り除く材料を用意するんだ!

オリエンタルラジオ中田敦彦さん

親は子どもの“壁”になっている!?

イメージイラスト2
頑固な親を説得するのであれば、真剣な話し合いの場を設けなければならない。食事中になんとなく話しかけたりしても、まともに相手にしてもらえないだろう

これは子どもが大人へと成長する過程で通らなくてはならない、典型的な試練だね。基本的に子どもは「親の言うことが正しい」という環境で育つのだけど、物心がついてくると徐々に親の敷いたレールから外れたくなってくる。まさに今キミが置かれているような、将来に関わる進路選択を迫られたときなんかにね。

ただ、大事な決断をくだすべき状況で自分と親の意見が割れたとき、「なぜ親の言うことを聞かなくちゃいけないんだ!」と反抗心だけで自分の意志を貫こうとするのはよくないと思う。

親は子どものことを考えた上でレールを用意しているのだから、キミも相応の理由で親を説得しないといけない。「志望校への受験について親があまり賛同してくれません」というのは、親からの許可・承認を得るための話し合いがきちんとなされていない証しだよ。

きっとキミの親御さんは、どうしても自分の意見を通したいわけではなく、「子どものために自分が壁になろう」という意識があるのだと思う。だからこそ自分が提示する安全策を上回る提案をもらえたら、「この子はここまで立派に育ってくれたのか…」と感動して、キミの決断を快く応援してくれるはずだよ。

親を説得するプレゼン資料を用意すべし

オリラジ中田さんインタビュー
「親は子どものことを深く考えた上で、もっとも無難な路線を提示してくる。それ以上の案を出さないと納得してもらえませんから、かなり論理的なプレゼンが求められます」と中田さん

多くの親は、子どもにリスクの低い道を歩んでほしいと願い、安全な道を用意する。となると、親の説得に必要なのは、リスクが発生したときの対処法ということになる。オレが芸人を志したときはリスクの対処法を手紙にまとめたんだ。

まず初めに考えたのは、「売れなかったらどうする?」「大学まで行ったことが無駄にならないか?」というリスクについて。オレの結論は、「大学は卒業する」「留年などで発生する費用はバイトして払う」「数年間チャレンジして目が出なければ一般企業に就職する」「就職に向けて資格も取得する」というもの。

さらに、父親の「芸人」という仕事への理解度も低いと予想して、「芸人は反社会的な仕事ではない」「社会貢献をしていきたい」「自分の教育に多くの費用を費やしてくれたことに感謝している。芸人になっても、これまでに培ったこと生かして頑張っていきたい」ということも記し、話し合いの前にこの手紙を父親に読んでもらったんだ。

これが効果てきめん! 夢に向かう決意とリスク回避の手段が明確に示してあるから、父親も認めざるを得なかったんだよね。

どう? これと同じこと、キミもできそうかな? 自分の好きな道を選ぶ際、親の不安を取り除いてあげるのも子の務め。自分から積極的に話し合いの場を求め、これから進もうとしている道について噛み砕いて説明してあげよう。キミのプレゼン次第で親の考えはきっと変わるはずだよ!

まとめ

親の不安を取り除くための「リスク対処法」を用意し、親を説得しよう!