将来は保育士になりたいです。しかし、必要な勉強やピアノの練習などを考えると憂うつ…。【オリラジ中田の参考書じゃなくオレに聞け！】

オリエンタルラジオ中田敦彦参考書じゃなくオレに聞け!

受験生は勉強に集中しなくちゃいけないのはわかっている。けど、自然と恋することだってあるし、友達とケンカすることだってある。そんな受験中の「誰かに相談しにくい悩み」をアノ先輩が答えてくれる！

Question

子どもが好きなので、将来は保育士になりたいです。しかし、そのために必要な勉強やピアノの練習などを考えると憂うつ……。こんな私でも保育士になれるのでしょうか？　（まお・女・高校3年生）

Answer

今の状態では難しい……。
本当にやりたい仕事なのかな？

オリエンタルラジオ中田敦彦さん

夢中にやっていたら地道な下積みも苦じゃないもの

イメージイラスト２
本当にやりたいことは地道な努力も苦じゃなく感じるもの。

えー！　憂うつな気持ちになるのに何で保育士になりたいんだろう（笑）。オレからしたら不思議だなぁ。地味な練習や地道な下積みって、どの仕事でもあるんだよね。たとえば、刑事の仕事はいつも犯人を追いかけているわけじゃなくて、書類を書いたり雑務もあるだろうし、仕事でお世話になった人に挨拶に行ったりすることもあるだろうし……（笑）。いつも派手な仕事をしている人なんていないと思うんだ。

オレの仕事も常にテレビやステージに立っているわけではなくて、それをやるためにはたくさんの地味な作業をしている時間があるんだよ。ネタを書いている時間もあるし、昔は公園で、相方とネタの練習を延々としていたしね。もしかしたら、それをはたから見ている人は「バカみたいなことしているなぁ」って思っていたかもしれないけど、オレ自身は夢中だったのでそんな気持ちは一切なかったな。おまけにこの仕事って不安定だし、誰かから「芸人になろう！」って背中を押される仕事じゃないんだよ。だから周りからは反対されたし、自分も「芸人になったら大変そうだ」と思った。だけど、それでも「なろう」と決めたんだよね。だから、ハッキリ言うと保育士になれないと思う。周りから「なれません」と言われても「なります」って言いたくなるものしか、オレは向いてないと思うんだ。

別の仕事を選択した方がいいかも？

オリラジ中田さんインタビュー
中田さんは子どものころ、「かっこよさそうだから天文学者になってみたいな、と思ったんです。しかしそれを父親に言ったら、『無理だ』ってすごく反対されたんですよ。最初は『そんなに言わなくても……』と思ったものの、夢は誰かから応援されなくても目指せるものでないと意味がないのかも」と思ったと言います。

保育士という仕事がどんな人に合っているのかっていうのはオレにはわからないけど、地道に努力できることこそ本当にやりたいことだと思うんだ。「子どもにいろいろ教えてあげたい！」とか、そんな気持ちがあったら自然と勉強しちゃうもの。だから子どもは好きだけど勉強やピアノの練習が好きじゃないんだとしたら、もしかしたら別の進路を考えてみた方がいいかもしれない。子供と接するということは、また別にボランティアとかでやって、仕事は違うものを選んでもいいのかなと。やっぱり地道な仕事を憂鬱だと感じないものが天職だなぁと、オレは思うんだ！

今の段階では保育士になれないとオレは思うけど、なりたいんだったら頑張って。キツイ言い方かもしれないけど、本心ではすごく応援しているよ。