スタディサプリ一流講師が提案! 圧倒的に効率がいい!夏休み受験勉強法【関正生先生】


この夏、受験勉強をはじめる高校3年生のきみ。
よ~し!受験勉強始めるぞ!!!と意気込んだそのあと、何からはじめました??きみが選んだその1歩目、もしかしたらちょーーっと効率悪いかも…。
時間が限られている受験生だからこそ、効率よく勉強をしてほしい。
 
そんな想いから、スタディサプリ進路編集部は長年受験生を応援し続けてきたスタディサプリの一流講師陣に、夏休みの40日間を使って効率よく受験勉強をする方法を教えてもらいに行ってきました。
 
今回は英語の関先生です。勉強法に迷っている人、必見です!
 
過去問は、10月20日から!夏はまず、基礎を固めよ!!!

(要するに)

  • 最初の10日で文法を終わらせる
  • 残りの30日は精読(英文解釈)に費やす
  • 単語は〝1ヶ月1000単語暗記法〟でマスター!

 

 最初の10日をどう使うかで勝負が決まる!

Q.ズバリ、高3の夏休みの40日間をどう使うのがよいでしょうか?

受験生の夏なら、文法はさっさと終わらせて、少しでも早く長文読解に入ったほうがいい。とはいえ、長文を解けるようになるには当然に文法が必要です。だからこそ、夏休みの最初の10日で文法はすべて終わらせるべきです。スタディサプリを使ってやるなら、7月5日くらいから始めて夏休みが始まる前の7月20日くらいまでには全24講座を終わらせるのが究極の理想。夏休み前に終わらなかったとしても、夏休み初日から10日間で文法が終われば、予備校1年分の勉強が完成する。文法だけでいうと、夏休みにやることはこれだけ。あとは、週に1回くらいのメンテナンス(テキストの復習と文法の問題集)をしていけばいい。 

 

1文1文を正しく読む!

Q.10日で英文法の勉強を終えたら、次は何に時間を使えばいいでしょうか?

次は精読(英文解釈)ですね。1文1文を正確に訳せる力をつけるべき。文法の勉強が終わると長文に行きたくなると思うんだけど、これが間違い。精読をやらずに長文を読むことは、練習しないまま練習試合をするようなもの。

当たり前だけど、ゆっくり読めないものを早く読めるわけがない。秋に速読ができない、(長文読解の)時間が足りないという人が多くいるんですけど、その原因は夏の精読の足りなさ。
文法が終わったなら、残りの夏の時間のすべてを精読に使ってほしいですね。 

過去問は10月20日から!19日までに受験勉強を終えろ!

Q.では、センター対策や過去問はいつから始めるべきでしょうか?

夏休みにはやらなくていい。教師が10人いたら9人は夏のうちにセンターや過去問をやりなさいっていうと思う。
だから僕の意見は多数決では負ける。
 
けど、ここからちょっと論理で考えてほしい。夏のタイミングで過去問をやったところで、単語がわからないのか、文法がわからないのか、長文が読めないのか、読めたけど設問が解けないのか、勘違いしただけなのか、時間が足りないだけなのか…つまり原因分析ができないんです。

おそらく過去問も10年分くらいやれば一時的に点数は上がる。
 
ただ、それだと合格レベルには絶対達しない。基礎力がついてないと、過去問はやる意味ないからね。
僕の講師として20年の経験から、過去問を始めるのは10月20日からでいい。遅くないか?と感じる人もいるかもしれないけど、裏を返せば10月19日までに受験勉強を一通り終わらせないといけないわけだから、結構キツいと思いますよ。 

 

1から、基礎から…なんてありえない。まず飛び込め!

 

Q.部活をしていて全く勉強していなかった!という人もいます。そんな生徒にどんなドバイスしますか?

 

1から、基礎から始めようと考える人もいると思う。でも高3の夏にそんなこと言ってたら受験に間に合わない。
だから、とりあえず飛び込んでみてほしい。具体的に文法でいうと、僕の高3スタンダードレベル英語<文法編> をやってみて。たぶん意外とついていけるから。
 
もし、やってみてわからなかったら、その時はじめて1つ学年を落として2年の講座からやればいい。下から入っていたら受験には絶対間に合わないからね。

 
ちなみに、塾や予備校で下のクラスに落とされるのは屈辱でしかないけど、サプリならわからないところだけ下のレベルを見ることができる。
 
たとえば高2の肘井先生の仮定法の講義を見て、次に僕の高3の仮定法の講義を見る。同じ内容の講義を縦に見ることで効率よく勉強することができる。こうゆう受講スタイルができるのもサプリの特徴だよね。

 

単語を毎日10個ずつコツコツ覚えるのはナンセンス!

Q.先生のおすすめの参考書や単語帳あれば教えていただけますか?

参考書なら、宣伝抜きで僕の本を見てほしい。

僕は世の中の参考書に納得してないから自分で書いているので、自分の参考書が理想形だからです。文法の知識を得たいなら「大学入試 世界一わかりやすい 英文法・語法の特別講座(KADOKAWA)」、文法が終わって精読と長文をしたいなら「大学入試 世界一わかりやすい 英文読解の特別講座(KADOKAWA)」、と肘井先生の「大学入試 肘井学の 読解のための英文法が面白いほどわかる本(KADOKAWA)」をセットで見るといい。 

逆に、単語帳は学校で配られたものでもなんでも大丈夫。
 
語については本よりもやり方が重要。毎日10個ずつ暗記するなんてナンセンス。単語に苦労している人は僕が教えている1ヶ月1000単語暗記法をぜひ試してみてほしい。
 
高1高2英語<英単語入門編> でやり方は詳しく解説しているので。ひと夏で1000単語覚えられるときっと人生変わるはず。

 

たくさんできそうで、そんなにできない。だから焦る必要はない!

夏休み40日間って聞くと時間もたっぷりあって何でもできそうだけど、やってみると案外できない。
 
高3の夏なら文法と精読、あわよくば長文に少しは入れれば十分。文法も単語も精読も長文もリスニングも英作文もセンター対策も過去問も…あれもこれもと中途半端に手をだしても結局身につかないから。夏休み期間中に実践まで持って行こうなんて考えなくていいので、思ったほどできなくても焦らないようにね。 

 

受験生のみなさんへ

勉強を一生懸命頑張ったことは、必ず一生の思い出になるし、それは今後生きていく上で役に立つ武器になる。後悔しないよう頑張ってほしい。