『万葉集』で多くの題材に! 世界遺産やパワースポットも! 歴史の息吹・奈良県吉野【現在はどうなっているの?】
日本史の教科書によく出てくる地名。現在ではどんなスポットになっているのか気になりませんか。今の様子を知れば、さらに理解が深まるかも! 当時と現在の様子やおすすめポイントをご紹介します。
奈良県の南部一帯に位置する吉野は、海外からの観光客も多い場所。歴史がある地として、行楽シーズンはとくに賑わっています。吉野が人気の観光スポットであるワケは何なのでしょうか。
今回は奈良県吉野についてご紹介します。
今回のスポット
住所:奈良県吉野町
人口:約7800人(2016年5月)
多くの書に登場する地・吉野
奈良時代の「日本書紀」などの歴史書に、多くの天皇が狩りを楽しんだと記されているのが吉野の地。また、「万葉集」では吉野を題材にした歌も多く詠まれています。多くの書物に登場することから、吉野の歴史の深さが伝わってきますね。古文の時間に吉野の名前が登場する和歌に注目してみると面白いかもしれません。
また、吉野川流域では縄文~弥生時代の土器や遺跡が出土していることから、そのころから人々は吉野で生活していたことがわかります。そんな吉野川は、今ではバーベキューや川遊びの人気スポットになっているようです。
山全体が世界遺産!?
美しい自然と古くから修験道が盛んな地である吉野山は、山全体が世界遺産として登録されています。山の各所にある神社・仏閣を巡るハイキングコースも人気を集めているようです。
そんな吉野山を語る上で外せないのは、春に咲く桜。日本三代名所としても名高い吉野山では、桜の季節になると数多くの古来桜を含めた3万本が咲き乱れます。満開のシーズンはまさに絶景!
また、吉野山は森林浴を楽しむこともできます。特定非営利活動法人森林セラピーソサエティより「森林セラピー基地」に認定されており、パワースポットとしても話題に。身も心も浄化されるような気分になるのでおすすめです。
たくさんの先人たちを魅了した吉野の景色、一度は目にしてみたいですよね。古来より多くの人が訪れてきたこの地。自然の美しさだけでなく、先人たちの歴史を同時に感じられるのが吉野の人気の理由といえるのではないでしょうか。
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