社会の挑戦者たち SHYMAR ALDAZHUMANOVAさん

世界に存在する社会問題に、様々なアプローチで取り組む大人達がいます。合格したその後も、ぜひ社会を良くするために学び、活躍して欲しいという思いから、社会をより良くするために世界で活躍する社会人の方をご紹介します。

プロフィール

私の名前はシナール・アルダジュバノバ。カザフスタン出身で、GLOBAL SHAPERSアスタナ支部に所属しています。現在、カザフスタン共和国のファイナンシャル・セクターに籍を置いています。主に新たなプライベート・エクイティーをつくる仕事をしており、様々なプライベート・セクターとのプロジェクトを進めながら国々の発展に貢献しています。出身国であるカザフスタンは発展途上にあり投資などの実現により、これからも環境向上のために貢献していきたいと考えています。

最近どんな取り組みをしていますか?

GLOBAL SHAPERSの一員であり、ボランティアにも積極的に参加して、社会奉仕関連のプロジェクトにも多く関わっています。人々の助けになればと考えてのことです。海外で暮らした時代、多くの転校経験で本当の「ひとり」を感じていました。

人に助けてもらった経験が人助けの大切さを教えてくれたのだと思います。国に戻り、恵まれない子供たちや貧困層に向けてのサポートを行いたいと考えました。

どんな高校時代を送っていましたか?

私が覚えている限りではとてもまじめだったと思います。目標が優秀な成績で学校を出る事でした。努力を惜しまないようにしていましたし、ほとんどの科目でベストを尽くしていました。

実は都会の出身ではなく地方の村の出身で、地元の学校のレベルがあまり高くないことから、よりよい教育環境を求め転校を繰り返していました。そして都心部の学校に入りましたが、新しい環境に慣れる事は簡単なことではありませんでした。助けてくれる人を見つけることはとても大切なことです。そうやって勉強をしてきたと思っています。

国際的なサイエンス・コンテストに参加し、その機会に数々受賞もしました。頑張った結果、奨学金をいただくことができイギリスへと渡り、そこでエクイティーのことを含め多くを学びました。イギリスでの5年間と勉強熱心であったことがたくさんの出会いを生み、私に「気づき」を与え、新たな人生への扉を開いてれました。私は人には丁寧であるべきだと考えています。そして一貫した価値観を持つべきだとも思っています。

学生達へのメッセージ

若者たちに願うのはありのままであることと、人生を最大限にいかすこと。人生のどのステージであったとしても、私は多くの人々と巡り合うことが出来ました。そして彼らと多くの経験を共にしました。みなさんもそうであってほしいと思います。

そしてこのハイテク社会の中、みなさんには人間らしさを失わないでほしいと思います。そしてご両親や大人を尊重し大切にしてください。今持っているもの、今の環境に感謝し、大切にしてください。