大学受験の入試科目数や配点をチェックしよう!【ミニコラム】
大学受験では、入試科目がどう設定されているかによって対策が変わります。受験科目数が少ないと楽だと考える人も多いかもしれませんが、実は逆に難易度が上がることも知っておきましょう。科目による配点の違いも考えておく必要があります。国立や私立の基本パターンなどについて、わかりやすくご紹介します。
センター試験の入試科目
国公立大学を受験する場合には、センター試験が基本となります。また、私大においてもセンター試験利用入試を採用している場合がありますのでチェックしておきましょう。出題教科は国語、数学など6つあり、教科の中でも世界史A、世界史Bなどと分かれているため計30の出題科目で構成されます。しかし、限られた試験時間割の中で科目選択するため、最大でも9科目までの受験となります。必要な科目数は大学により異なり、例えば5教科6科目といった形となっています。国公立、特に国立は5教科以上必要な学部が多いことが特徴です。
私立大学の一般入試における科目数
私大であっても、センター利用入試では5教科6科目といった科目数が必要になる場合もあります。しかし、一般入試で多いとされるパターンは3教科です。文系であれば国語と英語の他に社会や数学から1教科選択、理系であれば数学と英語、理科といったパターンです。2教科受験できる大学(学部)もあり、科目数が限られるメリットのある一方、受験科目が絞られることでその科目を得意とする人たちが受験するため難易度が上がることもあります。
科目の重要度は配点によっても変わってくる
受験科目は数だけの問題ではありません。科目毎に配点が異なることにも注意しておくとよいでしょう。センター試験での科目毎の配点比率は大学、学部により異なります。また、国公立2次試験の科目数や配点比率も大学、学部毎に異なります。配点比率の高い科目がある場合はしっかり対策をとっておきたいところです。私立大の入試においても科目毎に配点の異なるケースがありますから、科目と配点を合わせてチェックしておきましょう。
入試科目をチェックしてみよう!
行きたい大学がある場合は、それらの入試科目を全てリストアップして対策を考えてみましょう!大学の選び方で迷っているときに、得意科目を重視して順位をつけてみることもできますね。早い時期から安易に勉強科目を絞り込むことは、後で行きたい大学が変わった場合にリスクをともないます。行きたい大学の入試科目を調べておき、その科目は「重点的に」勉強するといったスタンスで他の教科もバランスよく勉強しておきましょう。