日本一高い大学・専門学校のビルは?

最近の大学や専門学校の建物は、建て替えや、新築が進み、どんどんおしゃれできれいになっている。新しい建物に入ると、なんだか嬉しくなるものだが、なかでも注目したいのが高層ビルだ。

 

そこで今回は、「大学・専門学校の高層ビルランキングトップ5」を紹介しよう。

 

ものごころついたときから高層ビルが好きで、10年ほど前から日本はもちろん世界各地の高層ビルを撮影し、関連本も執筆している中谷幸司(なかや・こうじ)さんに、それぞれのビルの見どころなどをうかがった。

 

1位 東京モード学園 コクーンタワー
地上50階/高さ191.83m(最高部203.65m) /東京都新宿区

東京モード学園 コクーンタワー

 

東京モード学園、HAL東京、首都医校の3つの専門学校が入っている、日本一高い学校ビル。「高さといい、デザインといい、文句なしの日本一。新宿の高層ビル群の中に埋もれず、存在感を発揮する姿は一見の価値があります」と中谷さん。プロとして羽ばたくまでの「繭(コクーン)」をイメージした造形で、施設内にも外観と同様の繭のモチーフが見られ、スタイリッシュ。

 

 

2位 名古屋モード学園 スパイラルタワーズ
地上36階/高さ170m/愛知県名古屋市

 

名古屋モード学園 スパイラルタワーズ

 

名古屋モード学園、HAL名古屋、名古屋医専が入り、下層階にはおしゃれな飲食店もある商業エリアになっている。学校が掲げるコンセプトは「感性を刺激し、即戦力のプロとして強く育てる『最教育』空間」だという。「このねじれた形は近くで見るとすごい迫力。学校の狙い通り、毎日通っていると、センスが磨かれそうです」と中谷さん。

 

 

3位 工学院大学 新宿キャンパス
地上28階/高さ127.80m(最高部133.26m) /東京都新宿区

工学院大学 新宿キャンパス

 

1988年に建てられた、学校高層ビル界の先駆け的存在。「ビルが学校のキャンパスになる、という新しい常識を作ったビルです。周囲の高層ビルに負けないスケール感がありますよ」と中谷さん。部活やサークル活動が行われる「体育室」、300人収容できる「アーバンテックホール」、15万冊の蔵書がある「図書室」など、様々な設備を備えている。

 

 

4位 法政大学 ボアソナード・タワー
地上27階/高さ122m/東京都千代田区

法政大学 ボアソナード・タワー

 

25階には卒業生が気軽に食事を楽しめる「スタッフクラブ」、26階には卒業生の同窓会などに使われるラウンジがあり、卒業後も活用できるように配慮されている。「高層ビルは眺望もひとつの魅力。このビルは皇居越しに東京駅周辺の高層ビル群を眺められる位置にあるので、素晴らしいだろうなと思います。卒業生がうらやましいですね」と中谷さん。

 

 

5位 明治大学 リバティタワー
地上23階/高さ119.47m/東京都千代田区

明治大学 リバティタワー

 

駿河台キャンパスのシンボル的存在。17階に学生食堂、23階にはホールがある。「中高生を対象に、通常の平日であれば自由にビル内を見学できるので、食堂で食事をしたり、ホールからの眺めを楽しんだりできます。学校帰りに見学できるのは便利ですよね」と中谷さん。

 

「古き良き建物も趣があって貴重ですが、最先端の技術が詰まった高層ビルも価値があります。かっこいいビルで学びたい、という志望動機があってもいいのでは?」とビル好きならではのメッセージを贈ってくれた。

 

オープンキャンパスで学校を訪れた際、高層ビルがあったら、外観の迫力や、のぼってみての眺望を楽しんでみてはいかがだろう?

 

※中谷幸司さんのHPでさらに詳しい「高層ビル」情報が見られます。写真も多数掲載。ぜひアクセスを!

 

●リクナビ進学「オープンキャンパスに行こう!」コーナー