「女子率2割」改善へ!東大が女子限定説明会開催
東京大学の学生の男女比はおおよそ4:1。最近は女子東大生がメディアなどで注目されることが多いものの、国立大学平均の2:1と比較してもまだかなり低い。
「女子学生が少ない理由はさまざまありますが、やはり“東大”のもつ社会的イメージが影響している面が大きいと思います。欧米の主要大学では、女子学生がほぼ半数を占めているのが一般的。それと比較すると、現在の男女比は異常です。東京大学では、学生の多様性を重視しており、優秀な女子にもっと受験してほしい。それは将来的に学内の女性研究者を増やしていくためにも必要なことだと考えています」(東京大学本部入試課)
こうした事情から、東京大学では2006年から女子高校生とその保護者を対象とした「女子高校生のための東京大学説明会」を実施。今年も12月22日(土)に開かれる。
同イベントでは、キャンパスツアーや学部教育に関する説明のほか、女性教員や社会で活躍する女性卒業生などの講演、東大女子ライフをテーマとした現役女子学生によるパネルディスカッションも開催。参加した女子高校生は、東大で学ぶこと、さらに卒業後のキャリアについても具体的なイメージをつかむことができるため、メリットは大。「東大=男社会」という先入観も払拭でき、参加者からは好評を得ているという。
今や社会ではさまざまな分野で女性が男性と対等に活躍する時代。高度な専門知識を身につけて社会や企業をリードする存在になりたい!と考えている女子高校生は、ぜひ参加してみては?
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