英文法の勉強法。基礎から効率的に身につける！高校英文法のポイントをわかりやすく解説！

英文法の勉強では、まずは英文法の基本原則を理解すること、次に、例文や表現を暗記し、知識としてしっかりと定着させることが重要だ。

「英文法は、順を追って勉強すれば誰でも得意になります」と話すのは、スタサプのカリスマ英語講師、肘井学先生。

では、どのような順で勉強するのが効果的なのか、また、英文法の重要分野の勉強法についても詳しく聞いた。

大学入試にも英検対策にも役に立つ内容なので、要チェック！

英文法の勉強はなぜ重要？
英文法の勉強をする順番は？

英文法の重要分野を学習しよう
網羅的に全範囲の英文法を学習しよう
英文法の問題集を使って、アウトプットしよう

英文法の勉強で重要なポイント

英文法を理解する
理解の後に暗記する
何度も繰り返す

英文法を確実に習得できる勉強法

まずは英文法の重要分野の基礎を学ぶ
英文法の基礎を網羅的に学ぶ
英文法の問題集でアウトプットする
英文法を４技能に応用する

スキマ時間を活用して効率よく覚えるコツ

英文法の問題演習は、移動時間を利用する

英文法の勉強 Q＆A

Q.英単語と英文法、どちらを先に勉強すればいい？
Q.英文法に苦手意識があります。楽しみながら勉強する方法はある？
Q.英文法は大学入試、英検でも重要？

まとめ
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教えてくれたのは

肘井学先生

慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒業。
さまざまな予備校の教壇に立ち、現在はリクルート運営のネット講義サービス「スタディサプリ」で講師を務める。
その授業は、高校生から英語を学び直す社会人まで、圧倒的な満足度を誇る。
とくに、「英文読解」の講座は年間約25万人が受講する盛況ぶり。
また、全国各地の高校で講演活動も行う。
著書に、『改訂版大学入試肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本』『大学入試肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本必修編』（KADOKAWA）などがある。

英文法の勉強はなぜ重要？

英文法は英語という言語のルールなので、それをマスターすることで、英語の運用力や理解力を高めることができます。

よって、英文法に精通することは、英語学習において、とても重要になります。

英文法の勉強をする順番は？

英文法の重要分野を学習しよう

英文法の全範囲をマスターしようとすると、とても長い時間が必要になります。

英文法の中でも、重要分野である時制、助動詞、仮定法、受動態、準動詞、関係詞、比較などを最初にマスターします。

網羅的に全範囲の英文法を学習しよう

上記の分野の学習を終えたら、それ以外の前置詞、名詞、形容詞、副詞などの分野をマスターします。

英文法の問題集を使って、アウトプットしよう

知識をしっかりと運用できるかの確認に、英文法の問題集でアウトプットしましょう。

空所を埋める４択問題、整序英作文、正誤問題などをおすすめします。

英文法の勉強で重要なポイント

英文法を理解する

英文法の勉強では、いきなり問題集をやるのはおすすめできません。

まずは、英文法の基本原則を理解します。

この際に丸暗記するのではなく、なぜそういうルールになるのかを意識して学習することをおすすめします。

理解の後に暗記する

英文法は、理解しただけでは何にも生きてきません。

理解したのちに、しっかりと覚えることが重要です。

例文の暗記、表現の暗記を必ずしっかりとやりましょう。

何度も繰り返す

知識としてしっかりと定着するには、何度も繰り返すことが重要です。

例えば、「時と条件の副詞節」にはどんなルールが適用されるか？

時と条件の副詞節を作る接続詞には、どんなものがあるか？

こういった知識を何度も繰り返して定着させましょう。

英文法を確実に習得できる勉強法

一口に英文法と言っても、広大な範囲から成るので、習得する順番を紹介します。

まずは英文法の重要分野の基礎を学ぶ

上で紹介したように、英文法の中でも、重要分野である時制、助動詞、仮定法、受動態、準動詞、関係詞、比較などの基礎を最初にマスターします。

英文法の基礎を網羅的に学ぶ

上記分野の基礎を学んだら、それ以外の分野である前置詞、形容詞、副詞、名詞、疑問、否定などを学びます。

あくまで、基礎的な内容を広範囲で学習していく感じです。

英文法の問題集でアウトプットする

続いて、英文法をしっかりと運用できるか、応用できるかを問題集で確認していきます。

空所を埋める４択の問題集、英単語を正確に並べる整序英作文、英文中の間違いを探し出す正誤問題で、英文法の力を高めていきます。

英文法を４技能に応用する

英文法は、実際の英語の４技能で使って初めて意味が生まれます。

例えば、関係詞が前の名詞を説明するものだという知識を、英文読解で初めて応用して使います。

あるいは、英作文中で、過去形、現在完了などの時制を初めて応用して使います。

あるいは、英会話の中でも、文型の知識を使って文を正確に作ることで、初めて英文法を応用して使います。

こうやって、英文法を４技能の中で使って、初めて生きてきます。

中でもおすすめは、英文法の例文を丸暗記することです。

英会話や英作文の中で、すらすら出てくる英文は、実際は丸暗記している英文であることがよくあります。

スキマ時間を活用して効率よく覚えるコツ

英文法の問題演習は、移動時間を利用する

英文法の問題演習は、一問数十秒から数分で終わるものなので、電車内での移動時間を利用して確認するとよいでしょう。

寝る前や朝起きた直後に勉強するのもおすすめです。

英文法の勉強 Q＆A

Q.英単語と英文法、どちらを先に勉強すればいい？

両方とも大事なので、同時並行で進めましょう。

もっとも、どちらもあくまで四技能の基礎となる力なので、４技能の練習から切り離しては意味がないことも、覚えておきましょう。

Q.英文法に苦手意識があります。楽しみながら勉強する方法はある？

英文法の原理、原則を学ぶと、とても楽しくなります。

なぜそういったルールが存在するのか、理由がわかると勉強はとても楽しくなります。

Q.英文法は大学入試、英検でも重要？

大学入試、英検では、空所を埋める４択問題、整序英作文、正誤問題など、英文法の知識が直接問われる問題があります。

他にも、英語長文、リスニング、英作文、スピーキングでも、英文法は生きてくるので、ぜひ積極的に勉強していきましょう。

まとめ

英文法は、順を追って勉強すれば誰でも得意になります。

もっとも、読む、聞く、話す、書くという４技能と結びつけることを忘れないようにしましょう。

実際に使ってこそ、英文法は生きてきます。

文／肘井学（スタディサプリ英語講師）　構成／編集部

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