将来の夢バナ★「学校はどう選ぶ? 大学への進学希望者」編

今回は、将来について高校生が本音で語り合う「夢バナ」シリーズの第3回目。

 

メンバーは、大学への進学を希望する男女3人。それぞれどのように志望校を選ぼうとしているか、話を聞いてみた!

 

■マリさん(高2/剣道部と茶道部かけもち/アニメ好き)
~薬剤師を目指し、勉強と学校の情報集めに集中!~

 

○10年後のイメージ

 

仕事もプライベートも、自分のやりたいことは全部できていないとイヤなので、「Free」と題名をつけました。今やりたいと思っている仕事は薬剤師。プライベートでは、絵を描いたり、音楽を聞いたり、本を読んだり、友達と美味しいものを食べに行ったりしたいです。

 

将来の夢バナ★「学校はどう選ぶ? 大学への進学希望者」編

 
 

○将来の夢について

 

アニメが大好きなんですが、すごく落ち込んだ時にキャラクターに励まされたことがあって。このことをきっかけに、人を笑顔にする仕事がしたいと思うようになりました。それと、病院に行く度、たくさんの薬を処方されるのですが、「本当にいい薬はなんだろう?」と思って薬に興味を持ち始めたことから、どちらも叶えられる薬剤師が浮かびました。「人のために役立つ仕事をする」ということは譲れません。

 

医者もいいけれど、学力が追いつかないのと、知り合いのお医者さんを見て、人の命を預かる重みに耐えられないと思いました。同じく、獣医に憧れたこともありますが、動物を切って手術するのは私にはできないので、薬のほうに興味がいきました。

 
 

○大学選びについて

 

学部は薬学部に決めていますが、志望校はまだ決まっていません。大学選びでは、薬剤師の国家試験合格率の高さは必ずチェックします。

 

あと、年上の趣味友の中に、学校見学をしないで大学に入って、結局辞めてしまった人が2~3人いるので、自分は慎重に選ぼうと思っています。実際にある大学のオープンキャンパスに行ったんですが、校舎や学生が堅苦しく、一目見た瞬間、「ここじゃない」ということがわかりました。そんな経験から、学校の雰囲気は絶対に見てから決めようと思います。

 
 

○いま取り組んでいること

 

高校生になって成績が落ちてしまったので、去年の秋から塾に行って勉強しています。あまりに入りやすい大学だと国家試験の通過率が低いので、なるべくレベルの高い大学に行きたいです。

 
 

■ケイ君(高2/硬式テニス部)
~やりたいことが学べる大学は2校だけ。浪人も覚悟!?~

 

○10年後のイメージ

 

「理想の仕事」も「仕事終わり」も、お酒がらみです。ワインやビールにかかわる仕事をしたいです。

 

将来の夢バナ★「学校はどう選ぶ? 大学への進学希望者」編

 
 

○夢について

 

最初、家にいつもあったチーズやハムなどの加工食品に興味があったんですが、だんだんそれに合うお酒のほうに興味を持つようになりました。細かい職種はまだ決まっていませんが、ワインやビールに関連する仕事が希望。ソムリエもやってみたいし、海外から輸入するバイヤーも魅力的です。

 
 

○いまの自分に必要なこと

 

大きな仕事に関わるために、大手企業に入りたい。それには十分な学力と、専門性を身に付ける必要があると思っています。あと、現地に1回行ってみて、本場の空気を感じてみたいです。

 
 

○大学について

 

行きたい大学は8割がた決まっていて、食品の衛生管理も学べる農業系を考えています。国公立を除いたら行きたい学部が3つしかなく、学科まで見たら2つになったので、受験するのはその2つだけ。成績が伸びなかったら浪人か、就職を覚悟しているので、勉強には必死になって取り組んでいます。

 

志望校については、オープンキャンパスで学校の雰囲気と授業内容を見て、自分に合うか確認したり、学生の生の声が配信されるメルマガを読んで、情報収集しています。

 
 
 

■シンジ君(高1/サッカー部)※名前は仮名(以下同)
~将来は、公務員で安定するより、一般企業で頑張りたい~

 

○10年後のイメージ

 

タイトルは「普通の生活」。普通に働いて、給料をもらって、家庭を持って…今の親がやっているような生活ができればいいです。仕事は、公務員じゃなくて、一般企業に勤めたいです。休日は家でリラックスしたり、好きなものを食べ歩きしたりする姿を想像します。

 

将来の夢バナ★「学校はどう選ぶ? 大学への進学希望者」編

 
 

○将来の夢について

 

中学の授業で仕事調べをした時は、友達のマネをして「自分も公務員でいいや」と市役所の仕事を調べたんです。今もいろんな人に「公務員はいいぞ」って言われます。確かに安定しているとは思いますが、一般企業みたいに、よい時も悪い時もあるほうが「頑張ろう」と思えるんじゃないかな。

 

会社に入って下の立場からスタートしてだんだん偉くなる、みたいなイメージ。大ざっぱには考えていますが、具体的な仕事はまだ迷っている最中です。

 
 

○いま取り組んでいること

 

やるべきことは勉強だと思う。そうして大学に入って、大手とか安定した会社に就職すれば、想像した暮らしができるんじゃないかな。

 
 

○大学について

 

まだ、入試の種類を教えてもらったり、部活の先輩の話を聞いて参考にしている程度。でも、それだけじゃ足りないとも感じ始めています。とりあえず行動してみようかな。実際に大学に行ってみたいと思っています。 

 
 

 

高1のシンジ君はまだ進路選択に向けて具体的な行動を起こしていないようだが、高2のマリさん、ケイ君はすでに学校の情報集めが進んでいた。1年間の情報収集は、進路選択を大きく前進させるようだ。

 

最後に、みんなの話を聞いて感じたことを、一人ずつ教えてもらった。

 
 

マリさん:友達には話さないホンネを暴露して、自分が行きたい方向を改めて考えるきっかけになりました。

 

ケイ君:ぼくも、将来についてもっと真剣に考えようと思いました。お酒に関する職業で知らないものもあるから、詳しく調べてみようかな。

 

シンジ君:2人の話を聞いたら、もっと進路について情報量を増やして、勉強も頑張った方がいいと思いました。機会があれば職業体験みたいなこともしてみたいです。

 
 

仕事について調べてみたり、大学に行ってみたりすると、考えを深める材料ができる。頭の中だけで考えていないで、まずは動いてみよう!

 
 

第1回の「グローバルな職業を意識する女子」編はコチラ
第2回の「将来の夢がある人&まだない人」編はコチラ

 
 

●リクナビ進学「オープンキャンパスに行こう!」コーナー