【2024年最新】オープンキャンパスとは?説明会 模擬授業 相談会etc.見るべきポイント

オープンキャンパスとは、大学や専門学校が高校生や保護者などに向けて、学校の特色を知ってもらうためにキャンパスを開放するイベントのこと。

学校説明会をはじめ、模擬授業や体験実習、キャンパスツアー、個別相談会など、さまざまなイベントが用意されていて、キャンパスや通っている学生の雰囲気もリアルに感じることができる。

そこで、オープンキャンパスでは、どんなことを体験して、どんなことがわかるのか、見るべきポイントなど、詳しく解説しよう。

これを読んでおけば、オープンキャンパスの満足度アップ間違いなし!

目次

教えてくれたのは
小林浩
リクルート進学総研所長 小林浩


株式会社リクルート入社後、各業務を経て、大学・専門学校の学生募集広報などを担当。
 経済同友会に出向し、教育政策提言の策定にかかわる。その後、経営企画室、会長秘書、特別顧問政策秘書などを経て2007年より現職にいたる。
 文部科学省中央教育審議会初等中等教育分科会専門委員(2016年~2017年)、文部科学省「これからの専修学校教育の振興のあり方検討会議」委員(2016年~2017年)。

オープンキャンパスとは

オープンキャンパスって何するの?内容や時期、見るべきポイントと参加する意味を聞いた!

※オープンキャンパスについて理解を深めよう

オープンキャンパスとは、大学や専門学校のキャンパスで開催される学校紹介のイベント。

高校生や保護者などに向けた学校説明会、個別相談会、実際の授業や実習の内容がわかる模擬授業や体験実習、校舎や施設などを見学するキャンパスツアーなどに参加することで、学校の特色や雰囲気を知ることができる。

リクルートが2022年に行ったオープンキャンパスに関するアンケートによると、実際に進学した大学のオープンキャンパスに参加した人は全体の71.2%で年々増加傾向にある。

オープンキャンパスへの参加が進路選びに大きく影響している
ようだ。

【出典】リクルートマーケティングパートナーズ「進学センサス2022」

オープンキャンパスは“その学校が自分に合っているか“を見極める絶好の機会

毎年多くの先輩たちが参加してきたオープンキャンパス。

でも、なかには「オープンキャンパスって何をするところなんだろう? どうして行っておいた方がいいの?」 など、あまりピンとこないという人はいないだろうか。

そこで今回は、「高校生の進路選択」に詳しいリクルート進学総研所長の小林 浩さんに、オープンキャンパスについて詳しく聞いてみることにした!

「オープンキャンパスは、大学や専門学校が“学校のウリ”や“特色“をアピールする場所です。
 
偏差値や就職率などの数字や、パンフレットに記載されている文字情報だけではわからない『キャンパスの雰囲気』や『授業内容』などのリアルな学校の様子を伝えるため、学校側がいろいろなイベントを開催しているんですよ」(小林さん、以下同)

イベントに参加して学校の特色を知ることで、“自分に合う学校かどうか”を見極めることもできるということ。

また、自分が学びたいことを学べる環境か確認したり、複数の学校を比較検討したり、自分と学校との相性を見極める絶好のチャンスでもある。

「『広々としたキャンパスがウリ』だとしても、自分にとっては『広すぎて移動が大変』と感じるかもしれませんよね。
 
また、大規模大学でたくさんの学生たちと授業を受けるほうが『個性が出せていいな』と感じる人もいれば、小規模大学で、先生との距離が近いほうが『質問がしやすくていい』と感じる人もいます。
 
授業のスタイルや学校とは人それぞれの相性があるので、自分の目で実際に学校を見ることで、本当に“自分が求める”学校かどうかがわかると思いますよ

オープンキャンパスはいつ開催される?

7月から11月に開催されることが多い

オープンキャンパスの開催は7月から11月にかけての時期が最も多く、「夏」と「秋」がピークと言える。

夏休みを利用してゆっくりと学校見学を楽しんでもらおうと、趣向を凝らしたイベントや説明会が開催される。

また、秋には学園祭や文化祭、体育祭など、お祭りを体験してもらいながら、入試に向けた進路相談なども同時に行うことで、高校生の進路選択をサポートしている。

学校によっては、年間を通して随時、オープンキャンパスを行っている場合もあるので、オープンキャンパスの特集ページから、現在、開催されているイベントを探してみよう。

オープンキャンパスって何をするの?

オープンキャンパスでは、学校説明会、個別相談会、キャンパスツアー、模擬授業/体験学習、サークルデモンストレーション、学食体験などのイベントが行われている。

先生や先輩から学校についての話を聞いたり、実際に授業や実習を体験してみたり、キャンパス内を見学したりして、学校の特色や雰囲気などを自分自身の目で見て感じることができる。

また、学園祭・文化祭・体育祭のときにオープンキャンパスが同時開催されていることもある。

学校説明会は授業内容だけでなく卒業後の就職先や資格の解説も聞ける場

ほとんどのオープンキャンパスで行われている学校説明会。
 
学校説明会では、「どんな学部があるか」「その学部ではどんなことが学べるか」といった授業内容を詳しく解説してくれるので、学部名のイメージだけで選んで入学後に後悔した…なんて失敗を防くことができる。

「現在、大学には、経済学部や経営学部、商学部や農学部、理学部や工学部など、700種類以上の学部があると言われています。
 
さらに、同じ学部名でも各学校によってカリキュラムの編成や授業内容が異なるので『うちの学校の経済学部ではこんなことが学べますよ』という説明は、入学前にきちんと受けておくといいですね」

ほかにも、「先輩たちはどんな分野に就職したのか」「どんな資格を取ることができるのか」といった卒業後の進路に関することや、「単位の取り方」「時間割の組み方」といった大学ならではのしくみについても解説。
 
高校生にとっては初めて聞くことばかりなので、進学前に説明を受けておくとかなり役立ちそう。

個別相談会は詳しい内容をマンツーマンで質問できる

個別相談会とは学校説明会のあと、1対1で個別に質問を受け付ける時間。
 
「将来、お菓子の商品開発をしたいのですが、どの学部がいいですか?」「人の心理に興味があるのですが、そういうことが学べる授業はありますか?」など、将来の就職先や授業内容について具体的な相談に乗ってもらえるいいチャンス!

「個別の相談会なので、授業料などのお金に関することも安心して聞くことができます。
 
ここでの質問が受験に響くことはまったくないので、気になることを素直に質問して、“自分が求める学校かどうか”を見極めてください

 

個別相談会は事前予約が必要な場合も多い。

気になる人は、スタディサプリ進路のオープンキャンパスページからチェックしておこう!

キャンパスツアーではリアルな大学生活がイメージできる

※入学後の過ごし方をイメージしながら参加しよう

キャンパスツアーとは、少人数のグループに分かれて学校内を見て回ることができるツアーのこと。

実際に構内を歩いて回るので、「この校舎はエレベーターがないのか。毎回階段で移動するのは大変そうだな…」など、パンフレットを読むだけでは気づかなかった発見がありそう!
 
また大学では、自分で受けたい授業を選択するので、時間割によっては授業と授業の間に空き時間ができることも。
 
そんなとき、「居場所がなくて困る…」ということがないように、キャンパスツアーで“自習室の広さ”や“ロビーのイスの数”などを見ておくと、構内での過ごし方がイメージできるかも!

「ちなみに、キャンパスツアーはその大学や専門学校に通っている先輩たちが案内してくれるケースがほとんどです。
 
構内を回りながら、先輩たちに『どんなバイトをしているんですか?』『入学したらひとり暮らしをするんですけど、この近所だとどこが住みやすいですか?』などと質問をしてみると、学生という身近な視点で親身になって教えてくれるはずですよ。
 
学校に寮がある場合も、部屋が相部屋か個室か、また門限などのルールがあるかなど、実際に住んでみてから重要になる細かい部分を聞いてみてもいいですね」

模擬授業や体験実習では興味がある分野かジャッジできる

※模擬授業や体験実習に参加することで学びたいことのイメージが明確に

オープンキャンパスの模擬授業とは、講義を聞いたり、実際の授業に近い内容を受講できる機会のこと。

15分程度の短い時間の場合が多いけど、基本的な内容を講義してくれるので「数学が得意だから経済学部に入ろうと思ってたけど、授業を受けてみたら、本当に興味があるのは“マーケティング”が学べる経営学部だった!」というように、本当に行きたい学部がハッキリしそう。

「模擬授業は、いくつ受けても問題ありません。
 
時間が許す限りいろいろ受講しておくと、入学後に『学部名のイメージだけで決めてしまったけど、思っていた授業内容と違った…』と後悔するリスクを減らせますね

オープンキャンパスの体験実習とは、実技や実習に模擬参加できる機会のことで、専門学校で行われるものが多い。
 
調理系の学校なら、現役のパティシエがフランスで調達した材料を使ってレクチャーしてくれたり、美容系の学校なら、プロのヘアメイクがメイクをしてくれたり、デパコスが使い放題だったりと、無料なのにおトクな内容が満載!
 
体験内容は『8月第1週はケーキを、第2週はシュークリームを作る』『今週はメイクで、来週はネイル実習』というように、オープンキャンパスの日程によって変わるケースが多いので、自分が受けたい実習がある日をチェックしておくのがオススメ!

「実習を通して『自分が好きなのは“人にするメイク”じゃなくて“自分にするメイク”だった』と気づき、美容系ではなく、ほかの分野に方向転換できたという人もいます。
 
オープンキャンパスへの参加は無料なので、何度も足を運んで高校生のうちにいろんな体験をしながら、本当に自分が勉強したいことをみつけておきましょう


一方的に説明を聞くだけでなく、個別に質問や相談ができたり、実際の授業を体験できたり…。
 
オープンキャンパスって想像以上に楽しそう!
 
このほかにも、さまざまなイベントが開催されていることがあるのでチェックしてみよう。

学食体験やサークルデモンストレーションで大学生活をイメージ

※学食でのランチは大学生活の楽しみのひとつ

イベントのひとつとして、学食で無料でランチやドリンクが提供されることも。
 
オープンキャンパスに行ったらぜひ学食にも足を運んでみよう。
 
実際に通うことになったら利用頻度が高い場所だからこそ、メニューや味、価格などもしっかりとチェック。
 
雰囲気や居心地のよい空間なら、大学生活の満足度も上がりそうだ!

また、サークルのデモンストレーションもぜひ参加したいイベントのひとつ。

先輩たちが日頃の練習や活動の成果を披露してくれる。
 
あこがれのサークルがある人は、気になることを積極的に質問できるチャンス!

● 学園祭・文化祭・体育祭では学校のカラーがわかる!

秋は学園祭や文化祭、体育祭で盛り上がる季節!オープンキャンパスを同時開催している学校も多い。

普段とは少し違う学校の雰囲気を体験できるからぜひ参加してみよう。

また、お祭りだからこそ、学生との距離もいつもより近くなるはず!

入試に向けた進路相談なども同時に開催されていることも多いので、ぜひいろんなことを相談してみよう。

オンラインオープンキャンパスとは

オンラインオープンキャンパスとは、ビデオ通話や会議アプリ、動画サイトなどを使って、オンラインで行うオープンキャンパスのこと。

自宅にいながら、実際のオープンキャンパスと同様の体験をしたり、先生や先輩の話を聞いたり、学校の情報を入手することもできたりする。

スマートフォンやPCだけで参加できる

オンラインオープンキャンパスは、自宅からスマートフォンやPCひとつで、ビデオ通話や会議アプリ、動画サイトなどを利用して、気になる学校の情報を得ることができる。

移動時間も交通費もかからないから、遠方の学校のオンラインオープンキャンパスでも気軽に参加できるのが魅力。

時間が合えば、1日のうちに複数の学校のイベントにも参加できる可能性もあるので、忙しい高校生には特におすすめ。

 実際のオープンキャンパスに近い体験が可能

オンラインオープンキャンパスでは、学校ホームページに専用ページが開設されていたり、動画サイトに動画がアップされていたりするケースが多い。

そのほかにも、イベントや体験授業などが受けられるものもあり、学校により内容はさまざま。
 
キャンパスツアーやオンライン個別相談会などが開催されていることも多く、来校型のオープンキャンパスさながらの体験ができる。
 
最近では、来校型とオンラインの両方を上手に利用して進路検討を進めるケースも増えているよう。
 

 

オープンキャンパスに参加すべき理由・メリット

オープンキャンパスに参加すべき理由・メリットは、学校の雰囲気がわかり、自分が通学している姿をイメージできるから。

実際に学校まで行ってみると、通学しやすいかどうかわかるし、先生や先輩はもちろん、オープンキャンパスに参加している高校生の雰囲気から、学校のカラーも見えてくる。

「この学校で学びたい!」と受験勉強へのモチベーションがアップするメリットもある。

 自分にとって”通学しやすいか”がわかる

※通学ルートを確認しておこう

オープンキャンパスで実際に学校まで行ってみることで、「家から学校までどのくらいかかるのか」「乗り換えは何回あるのか」といったことも確認できる。
 
例えば、学校のホームページに“最寄り駅から徒歩5分”と書かれていても、「歩いてみたらずっと上り坂でキツかった」「電車に乗る時間は15分程度でも、ラッシュの時間帯の15分は大変…」など、行ってみなければわからない感想も出てきそう!

「入学したら、どんなにツラくてもその学校にほぼ毎日通うことになります。入学後の生活をリアルに想像しておくことが大切です」

一緒に学ぶ先輩や同級生の雰囲気を知ることができる

オープンキャンパスに行けば、その学校に通っている先輩や先生の雰囲気がわかるのはもちろん、オープンキャンパスに参加している高校生にも直接会えるので、「入学後はどんな人たちが同級生になるのか」を知ることができる。

「マジメそうな学生が多いのか、個性的な人が多いのか、また、ファッション系の専門学校なら“自分が好きな系統の服装の人はいるかどうか”などもチェックしておくといいですね」

受験勉強のモチベーションがアップする

学校について詳しく知れるだけでなく、「この学校に行きたい!」という具体的なイメージがわいて、さらなるモチベーションアップにもつながることも。

先輩の姿やキャンパスの様子を見ることで、「ここで学ぶためにがんばろう!」と思ったという先輩の声はよく聞かれる。
 
早い時期に目指す学校が決まれば、勉強に対するモチベーションも上がりやすいよね。
 
また、高3の受験期に志望校のオープンキャンパスに再び訪れれば、「絶対この学校に入るぞ!」というやる気がみなぎること間違いなし!

オリジナルグッズのプレゼントがある場合も

オープンキャンパス参加者に、学校のロゴが入ったタオルやペン、トートバッグなどのオリジナルグッズをプレゼントする学校もある。

また、学校のパンフレットだけでなく、入試の過去問題集を配布している場合もあるので、受験勉強に役立つ。

「ある大学では、参加者全員にそれぞれの名前を彫ったボールペンをプレゼントしているようです。

志望校の名前やロゴが入った文具などを毎日使うことで、受験勉強のモチベーションも上がりそうですね

オープンキャンパスに参加した先輩たちの声

オープンキャンパスに参加した先輩たちに、どんなところがよかったかを聞いてみた。

「やりたいことが見つかった!」「行きたい学校が見つかった!」「不安が解消された!」「モチベーションがアップした!」などの声が多数。

オープンキャンパスに参加することで得られるものは、想像以上に多いようだ。
●やりたいことが見つかった!

「文理選択を考えるうえで役に立った。また、どんなことが学べるのか説明会で聞けたのでやりたいことがはっきりした。」(らふか・高3)

「同じような学部でも学ぶ内容や行う実習などが異なるので、自分がやりたいことを学べる学部が選べると思う。」(STELLA・高2)

「文学メジャーの模擬授業に参加。100年以上前の落語を聞いたのが印象的だった。内容の濃い授業で、教授の思いが伝わってきて、ここで学びたいと思った。」(東京都/私立・教養学部)

「数学、理科の成績が比較的良かったので、何となく理学部にしようと思い、OCの理学部説明会に行ったところ、その内容に興味が湧かず、自分がやりたいことはそれではないということを確認することができた。」(ちゃばだん・高3)

●行きたい学校が見つかった!

「実際に大学に行ってみることで、先輩の雰囲気、交通手段、学内の設備がどんなものなのか知ることができた。先輩がやさしくて『こんな先輩がいるならココに行きたいな』と思えた。」(高3男子・東京)
 
「経営学部の模擬授業に参加し、楽しくてこの先生に教わりたいと思った。まわりに現役大学生がいる中で授業を受け、やる気もみなぎった!」(東京都/私立・経営学部経営学科)

​「複数校見に行くことで、大学ごとの特色がよりわかりやすくなり、自分がどこの大学に行きたいかがより明確になる。」(カイト・高3)

●不安が解消された!

「親身になって先生と学生が質問に答えてくれた。すごくためになったし、気になっていたことが聞けて良かった。納得できる答えをもらえた。学生と先生のやりとりも面白く、すごく打ち解けられたので入学したいと改めて思えた。」(宮城県/私立・教育学部 幼児教育専攻)

「行く前にネットで調べて『サークルの数が少ないんだ』と思っていたけど、実際に行ってみたら、サイトに載っていないサークルもいっぱいあることがわかった。オープンキャンパスに行くことで、その学校のことがより詳しくわかると思う。」(高3男子・愛知)

「家賃や学費について不安があったので、個別相談会にて相談。費用について細かく知ることで大学に行くことが、自分の中で今までよりも現実味を帯びた気がする。入学したいという気持ちがより強くなった。」(東京都/国公立・工学部)

●モチベーションがアップした!

「先生に進路相談ができたり、過去問がもらえたりして、オープンキャンパスに行くことで受験のモチベーションも上がった。」(高3女子・長野)

「設備の充実さや部活やサークルの多さに、絶対ここに通いたいなと思った。」(らふか・高3)

「今の偏差値では到底届かないところだったけど、もっと頑張って絶対にここに行く!って強い意志をもてました。」(ゆた・高2)

オープンキャンパスQ&A

いざオープンキャンパスに行こうとすると「持ち物や服装はどうする?」「誰と行くのがいいの?」などと、迷うこともあるかもしれない。

ここではそんなよくある疑問から、オープンキャンパスで見るべきポイント、レポートの書き方のコツまで、オープンキャンパス参加前に知っておいてほしい内容を、まとめて紹介する。

もっと詳しく知りたい人は、各リンクから記事を読んでみよう。

オープンキャンパスの持ち物は?

オープンキャンパスに必要な持ち物は

●A4サイズの資料が入るカバン

●事前の質問内容、先生や先輩の話をメモするノート

●シャープペンとボールペン

●スマートフォン
 など。

そのほかに羽織もの、飲み物、日傘などがあると、体調管理がしやすくて便利。

オープンキャンパスの服装は?

オープンキャンパスの服装は、きちんとした印象があり、シンプルで動きやすいものがベスト。

制服でも、私服でも、どちらでもOK。

実際にオープンキャンパスに参加した先輩に聞くと、制服と私服は半々くらい。

私服では、男女ともにTシャツとジーンズにスニーカーというラフな服装が多いよう。

オープンキャンパスは誰と行くべき?一人でもいいの?

オープンキャンパスに誰と行ったか、先輩たちに聞いてみると、

1位 友達と行った……60.0%

2位 保護者と行った……35.9%

3位 一人で行った……30.3%


(複数回答あり)

となり、オープンキャンパスは友達と行く人が多い。

しかし、一人で行くと、自分のペースで、自分が見たい場所だけ回れるという大きなメリットもある。

自分に合った方法を考えてみよう。

オープンキャンパスに保護者と行ってもいいの?

オープンキャンパスに保護者と一緒に行った、という先輩は3分の1以上。

保護者がいると、実際に費用を負担する立場から学費などについて質問してもらえるため、お金の心配をしなくていいというメリットが大きい。

さらに、授業内容や卒業後の進路、キャンパスの雰囲気や周囲の環境など、大人の視点でチェックしてくれるので、自分では気づかなかったこともアドバイスしてもらえる。

オープンキャンパスで見るべきポイントは?

オープンキャンパスで見るべきポイントは

●学校の場所は自宅や寮から通いやすいか

●学校の施設・設備が充実しているか

●学校の雰囲気やカリキュラムは自分に合っているか

●資格取得・留学・学生生活のサポート体制はどうか など。


オープンキャンパスに参加しても「楽しかった」で終わってしまっては意味がない。

高校1年生では、夏休みにレポートを提出するという宿題が出される高校も多いので、しっかり見ておこう。

オープンキャンパスのレポート作成のコツは?

高校1年生の夏休みの宿題に出される「オープンキャンパスのレポート」。

事前にチェック項目を作成して、その場でどんどんメモしていくことが上手に書くコツ。

そして、イメージが新鮮なうちにレポートにまとめるようにしよう。

オープンキャンパスで大切なこと

「オープンキャンパスで一番重要なのは、偏差値や学校の知名度などの“誰かからの評価”ではなく、“自分に合っている学校か”どうかを判断することです。
 
そのためには、『自分が学校選びで重視したい基準』をいくつか書き出してみるといいですね。
 
サークル活動が盛んか、留学制度が整っているか、など気になることをメモして『自分だけのチェックリスト』を作ってオープンキャンパスにもっていくと、自分が知りたいことを忘れずに質問できるのでオススメです。
 
複数の学校のオープンキャンパスに参加する場合も、チェックリストの項目について比較してみることで、より自分に合う学校がハッキリすると思いますよ。
 
ぜひ、複数のオープンキャンパスに足を運んで、自分に合った学校をみつけてください!」

オープンキャンパスに行ってみよう!

入学後は何年間も毎日通うことになる場所だからこそ、オープンキャンパスに参加して未来の自分を具体的にイメージしておくことはとても大切なんだね。
 
スタディサプリ進路ネットのオープンキャンパス特集ページでは、気になる学校のオープンキャンパスがいつ開催されるのか、日程や時間帯などの詳細もすぐに検索できる。

参加計画をしっかり立てて、オープンキャンパスを楽しもう!



 

取材・文/アオキユウ(原文)、やまだみちこ(2024年6月更新)
構成/寺崎彩乃(本誌)

※記事内のオープンキャンパスに関する情報は、2024年6月時点のものです。内容が変更となることがありますので、参加の際は最新情報を事前にご確認ください。