日本が海外に誇れるものとは?…「納豆」「電車の正確性」も
得意のモノ作りですらアジアの国々から押され気味の、近年の日本。しかし、日本には外国に負けないすばらしさがたくさんあるはずだ!…というわけで、日本の良さを高校生はどうとらえているか、リクナビ進学では2013年3月、高校生300人にアンケートを実施した。その結果はコチラ。
■外国人にオススメしたい日本食
1位 寿司 …42%
2位 味噌汁… 4%
3位 納豆 …4%
オススメの日本食について、ダントツとなったのは「寿司」。季節・地方ごとに新鮮な海の幸を使い、素材の良さを生かしたお寿司は、やはり高校生にとっても世界に誇る料理のようだ。そして2位には「味噌汁」と「納豆」がランクイン。いずれも大豆を使ったヘルシーな日本食だ。独特の匂いが強い「納豆」だが、だからこそ“日本の味”として紹介したいということだろうか。
■外国人にオススメしたい日本の場所
1位 京都 …29%
2位 東京 …4%
3位 富士山 …3%
オススメの日本の場所のトップは「京都」。長く日本の都として栄え、歴史的建造物が数多い京都は、日本の伝統や古来の文化を知る絶好の場所といえるだろう。2位は日本の首都である「東京」。ほかにも、「東京スカイツリー」や「浅草寺雷門」など、東京の名所があがっている。3位は「富士山」だが、世界文化遺産登録に向けて、今後はさらに注目されそうだ。上位には観光地が並んだが、「原爆ドーム」「東日本大震災の被災地」など災いの傷あともあがっている。こうした面からこそ、日本の本質が伝えられるのかもしれない。
■外国人に誇れる日本のモノ(食、場所以外)
1位 マナー、礼儀 …27%
2位 思いやり、親切さ …11%
3位 治安の良さ …6%
日本の良さはまだまだたくさんある。食と場所以外に誇れるモノとして最も多かったのは「マナー、礼儀」だ。「電車を待つ時に整列する」「道にあまりゴミが落ちていない」など具体例もあがっているように、日本人のマナーの良さはさまざまなところに表れている。2位には「思いやり、親切さ」、3位には「治安の良さ」が続き、心根の良さによる回答が上位を占めた。4位以降には「電車の正確性」「謙虚さ」「勤勉」「アニメ文化」など幅広い項目があがっている。こうした日本人の良い面は、胸を張って世界に示していきたいものだ。
■日本人が外国人を見習うべき点
1位 はっきりモノを言うところ・自己主張 28%
2位 レディーファースト 7%
3位 フレンドリー 4%
積極性 4%
逆に、外国人に対して、日本人はどんなところを見習うべきだろうか。最も多かった意見は「はっきりモノを言うところ・自己主張」だ。あいまいな言い方や態度は日本人の美徳の表れともいえるが、外国人には理解しがたいところ。誤解を受けないためにも、自分の意見を明確に言えるようする必要はあるだろう。さらに2位以降の「レディーファースト」「フレンドリー」なども見習うべきことで、世界各国の人々とうまくコミュニケーションしていけそうだ。
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今後ますますグローバル化が進むなか、日本人は何を誇りにし、何を変えていかなくてはならないか。キミ自身はどう考えるだろうか?