爆睡しすぎ!? ニッポンの高校生、授業中の居眠り大調査
■居眠りを「よくする」「たまにする」が合わせて半数以上!
あなたは授業中、居眠りをしますか?
厚生労働省研究班の全国調査(2013)では、授業中にちょくちょく居眠りをしている中高校生は2割以上。割合は学年が上がるにつれ増え、中学から高校に進学すると一気に2倍以上になるということがわかった。
そして、気になる数字がもうひとつ。日米中韓4カ国の高校生を比較した財団法人日本青少年研究所の調査(2009)によると、日本の高校生は45.1%が授業中に居眠りをすると答え、韓国32.3%、米国20.8%、中国4.7%に比べかなり多かった。
本当に日本の高校生は授業中こんなに居眠りをしているのだろうか。ということで、リクナビ進学でも高校生に緊急調査(2013年7月調べ)!
すると、
よくする …19.0%、
たまにする …38.5%、
めったにしない …22.4%、
ぜったいにしない …20.1%
と、やはり残念な結果に…。
■全国で繰り広げられる眠らないための努力の数々!
けれども、一筋の光は、みんな眠らないために頑張っているのだということ。眠らないための努力として、
「耳を引っぱる」(高3女子・大阪)
「許可をとって立ち上がる」(高3男子・鹿児島)
「目薬をさす」(高3女子・兵庫)
「深呼吸する」(高3女子・京都)
「腕をつねる、ひっかく、上履きを脱ぐ」(高1女子・埼玉)
「左手で文字を書く」(高1女子・長崎)
「物をわざと落として拾う」(高3女子・埼玉)
「シャーペンで手のひらをさす」(高2男子・高知)
「目を全力で開ける」(高3女子・東京)
「先生の言っていることを全部ノートに書き取る」(高1女子・東京)
「自分の手で目を閉じないように開かせる」(高1女子・大阪)
「腕の毛を抜く」(高3女子・福岡)
「白目をむいて耐える」(高2女子・大阪)
「指をひっぱる」(高1女子・熊本)
「鼻から息を吸い口で吐く。深呼吸する」(高1男子・宮城)
「妄想する」(高2女子・埼玉)
「絵を描く」(高1女子・静岡)
などなど、全国の高校生が頑張っている姿が! ちなみに、「居眠りは絶対にしない」と答えた高校生の多くは「根性でがんばる」「とにかく耐える」など、具体的努力よりも精神論を語っているのが印象的だった。
■居眠り2大エピソードは「よだれ」と「いびき」
さて、そんな努力むなしく、自分や友達が眠ってしまったときのエピソードも質問。エピソードの登場回数堂々第1位は「よだれ」。机やノートによだれがタラリくらいならまだいいが、
「よだれでテスト用紙がびしょびしょになって解答がにじんでしまい、赤点をとった友達がいる」(高2女子・大阪)
と、笑うに笑えないエピソードも登場した。
そして、登場回数2位は「いびき」。よだれと違い周囲に盛大にバレるので、先生に怒られるケースもあとを絶たないようだ。
もうひとつ、バレるケースとして多いのが「寝ピク」や「寝カックン」。みんなちょっと爆睡しすぎでは…という心配も。
それでは以下は、みんなが答えてくれた居眠りおもしろエピソード。
「机に頭を強打して結局先生に見つかった」(高2女子・埼玉)
「授業中寝ている時に「あ」と声が出てみんなが振り向いた」(高2男子・宮城)
「おならしている子がいた」(高3女子・埼玉)
「起きたらみんな帰ってた」(高3男子・愛知)
「机の上のものをすべて落とした子がいた」(高2女子・広島)
「眠すぎて気がついたら、上を向いて口があいた状態だった」(高3女子・愛知)
「テスト開始10分とたたずに寝てしまい、後日死ぬほど後悔した」(高2男子・埼玉)
「友達が居眠りしてて椅子から落ちた」(高1女子・東京)
そして、筆者が勝手に決めた各部門1位の発表を…!
【爆睡部門第1位】
「3分くらい先生に呼ばれながら揺さぶり起こされても起きなかった」(高1女子・三重)
【迷惑部門第1位】
「盛大に寝ピクして、前の子のイスを蹴り上げてしまった」(高2女子・埼玉)
【伝説部門第1位】
「肩をたたかれたので「なんでよ!」と振り向いたら校長先生だった」(高2男子・栃木)
【危険部門第1位】
「寝ているときにガクっとなって机ごと倒れてしまった」(高2女子・福井)
【ホラー部門第1位】
「隣の席の子がこちらを向いて半目で寝ていた」(高3女子・愛知)
【睡眠不足部門第1位】
「合唱の練習中、友達が立ったまま寝ていた」(高2女子・青森)
そして、栄えある総合第1位は、
「テスト返却の時に爆睡してしまって、目が覚めたら自分の恥ずかしい答案が黒板に貼り出されていた」(高3男子・神奈川)
みんな、居眠りはほどほどに…。