病院の運営スタッフとしては入院窓口業務と入院会計、レセプト点検などを担当しています。「レセプト」と呼ばれる明細について、診断された病名とそれに対する検査、治療、薬の処方などが適切であるかをチェックする重要な役割を担っています。これは患者様にも適正な費用を請求させていただく役割であるとともに、病院としても多くの患者様にご来院いただける体制を整える役割でもあるため、医師を含む各分野のスタッフにも確認をしながら漏れがないように点検を進めます。その分、大変と感じることもありますが自分も病院運営に関わっているという自覚がありますし、患者様にも安心して病院を利用してもらえることにつながっていると思います。
大学へ進学する際に、語学にも興味があったことから将来は国際的な仕事に関わりたいと考えていました。海外から観光やビジネスで日本に訪れる方も増えていることから、医療機関でも語学を活かしてサポートすることが必要となるため、自身が専門知識も備えた医療通訳として活躍したいとの思いから医療マネジメント学科へ進学しました。在学中は診療報酬請求業務など病院スタッフとしての知識も学んだことで、現在の病院に就職する道が開けました。
医療マネジメント学科には1期生として入学しました。入学後は医学や医療における基礎知識となる人体構造や、実務で活用できるデータ処理などを学び、3年次には診療情報管理士の試験に合格して在学中に資格を取得することができました。大学のカリキュラムに加えて独学でも語学を勉強し、東京赤坂キャンパスの1期生であったため自らサークルを立ち上げて活動するなどとても忙しく、また充実した学生を送りました。現在の仕事で基礎となっている知識や技術を学んだことはもちろん重要ですが、それに加えて自分が興味を持ったことに積極的にチャレンジできたこともよい経験となっています。
国際医療福祉大学三田病院 勤務/赤坂心理・医療福祉マネジメント学部 医療マネジメント学科/2022年卒/東京出身の神田さんにとって都内の病院勤務はよく知っている場所であり、働きやすさを感じているといいます。入職してまだ1年ながらも、大学で専門知識を学んだことで職場ではすっかり頼られる存在です。さらに新しいスキルを身に付けたいと積極的な姿勢を持ち続けています。