病棟事務として、主に入院患者さんの会計入力やレセプト請求を行っていますが、外来の受付においてもレジや電話応対、患者さんの対応などさまざまな業務があり、先輩に教わりながら知識の幅を広げています。常にチャレンジする姿勢を大切にして、何事も経験あるのみと考えています。退院する方から「ありがとう」と声をかけていただくなど、特に患者さんとのコミュニケーションを通して仕事のやりがいを実感しています。ゆくゆくは外来も入院も両方の業務を担当できる医療事務へと成長することが大きな目標です。そのためにもわからないことは積極的に自分で調べたり、お手本となる先輩に聞いたりして、知識を増やしていけるよう心がけています。
検定取得に向け、友人とよきライバルとして切磋琢磨しました。日本医療秘書学会での発表に向けて研究テーマについて考察したり、データ集計についてクラスメイトを対象に講習を行ったりしたことも、忘れられない思い出です。大変でしたが、最後まであきらめずにやり遂げた経験は、今の仕事にも生かされています。また3週間の病院実習も貴重な経験で、さまざまな部署を知ることで、現場で働くイメージがわきました。検定対策では先生方にわかるまでとことん教えていただき、学会発表では一緒に考え、就職活動においては履歴書の書き方や面接に関するアドバイスもしていただくなど、サポートの一つひとつが大変心強かったです。
私は学生時代、病院事務・薬局事務・介護施設事務と、どの職種に就きたいかはっきり決めていなかったので、挑戦する検定にはすべて合格するよう日々の授業で理解を深めることに努めていました。検定対策週間には先生が自主課題として過去問を配布してくださいました。「提出しなければならないからやる」のではなく、「この問題が本番で役立つかもしれない」という前向きな気持ちで、必ず取り組んでいました。その結果、合格率30%前後といわれる診療報酬請求事務能力認定試験に一度で合格することができました。病院にはさまざまな方が来られます。だからこそ一人ひとりに合った臨機応変な対応力が求められると、今働きながら感じています。
社会医療法人 水和会 水島中央病院 勤務/医療福祉事務学科 卒/2021年卒/商業高校在学中、将来は事務系の仕事を考えていた。母親の入院時に偶然話をした医療事務員の方が同じ高校の出身だったことから、医療事務の仕事に興味を持つ。OICを選んだのはさまざまな検定に挑戦でき、検定取得率も高いため。現在勤務する病院は、緊急な治療や入院が必要な方を対象にした二次医療機関として地域医療水準の向上に努めており、その一端を担えるやりがいは大きい。