現在は観光系予約サイトのデータベース構築を担う先輩のもとでサポートをしながら、様々な知識やスキルを学んでいます。具体的な業務では、お客様にご提案やご説明をするためのデモ版サイトや疑似アプリをつくったりすることが多いです。お客様に実際に触っていただくものなので、ユーザー目線でのわかりやすさがもちろん大事。その上で、開発サイドのだれが見てもすぐに理解できるよう、コードの簡潔さや見やすさなどに意識して取り組んでいます。これはエラーへの対処や他のシステムへの汎用性につながるため、システム開発者にとってとても大切なこと。システム開発は一人ではなく、チームで行うものだということを実感しています。
子どもの頃から身近にPCやネットがあったので、ITにはそれなりに馴染みがありました。でも高校は食品流通科でしたし、進路選択を考える時まで特に詳しい方ではなかったです。それがなぜIT系へ?というと、面倒なことを簡単にできる「IT」という技術が自分の性格に合っていると感じたからです。ITを使えば、これまで電話や外出してわざわざやっていたことを、家でできるようになりますし、必要としている人に必要な情報をすぐにマッチングできます。それにIT系の仕事なら、日本のどこででもできると思いました。実際に今の職場を選んだのもそれが理由。地元に近い場所で働きながらスキルアップし、地元に貢献できるところに魅力を感じています。
システム開発では「聞く、調べる、伝える、応用する」の4つのスキルが大切。まず「聞いたらメモる、なるべく自力で調べる」。これが基本中の基本です。それから終日PCに向かっているイメージですが、人と話す機会がとても多い仕事です。知らない人からすると、まるで外国語のようなプログラミング言語をかみ砕いて説明しなければならないので「(難しいことを)わかりやすく伝える」ことが求められます。また技術のアップデートが速く、自分が持っているスキルがそのまま使えることはあまりありません。先輩たちは新規の仕様書を見た瞬間に「あれとあれを組み合わせて…」と頭がフル回転するそうです。私も早く先輩の背中に追いつきたいですね。
株式会社アフロシー 勤務/ITビジネス学科/2023年3月卒/佐賀県唐津南高等学校出身。2023年4月から3ヶ月間東京で勤務、その後地元に戻り、9月からアフロシー伊万里支店に入社。福岡ビジネス・アカデミーへ入学した頃は、IT初心者だったという吉田さん。同校の魅力は「少人数制で個別に指導してもらえたこと」だそう。放課後でも先生に指導してもらうことができ、理解が深まったという。「福岡ビジネス・アカデミーは自由な校風です。だからこそ自主性が大事。積極的に行動すれば知識も世界も広がります。自主性は学生時代に身につき、現在活かせていることの一つです」と話してくれた。休日は地元での草野球とFPSゲームでリフレッシュ。