現在、アマムダコタン、ダコメッカでは、お客様の顔が見えるオープンキッチンの形で商品を提供し、他のパン屋とは異なる独特の世界観を展開しています。目指しているのは、来店されたお客様が、テーマパークに来たようなワクワクを感じる場所であること。その為には、まず現場で働く人達がどうすればもっと楽しく、気持ちよく仕事が出来るかを考え、常にその最前線に立つ人間でありたいと考えています。自分が作った料理、パンを目の前でワクワクしながら買ってくださる姿、美味しいと言ってくださる表情が見られることや、接客の際にお褒めの言葉を直接いただけることはオープンキッチン型のパン屋の魅力だと思っています。
色々な専門学校の資料を見比べ、パンフレットに載っていたお菓子が一番美味しそうだったことからナカムラを選びました。また、実習量が多かった点も魅力でした。学生時代は、とにかく何でも見て学んで吸収したいという気持ちで、充実した日々を過ごしました。お菓子の技術はもちろん、作り手としての心構えも学びました。お菓子に対する愛情、それを食べる方を想って作る。これは、お菓子・料理・パン、全てに通じる事だと思います。師範の先生が「“美味しくなれ”と思って混ぜるだけでさらに美味しくなるんだよ」と言って作られたお菓子が、同じ材料なのに自分が作ったものと全く味が違いました。その時の感動は、今でも忘れられません。
製菓・製パン業界に興味があるのなら、専門学校がおすすめです。色々な先生方の授業や有名シェフの授業を間近で体験することができるからです。また、製菓業界全体のことを知ることができます。私が現在携わっている仕事は、お店の事、お客様のことや商品のこと、全てのことを同時にマネージメントしながら取り組む仕事です。それを出来る様になるためには、まずどんな事でもしっかりと学び、そこから自分の経験として落とし込んでいく事。これの繰り返しが大切だと思います。それによっておのずと周りがよく見えてくると思います。まずは、あなたの一番身近な人を気遣える人になる事から始めてほしいです。
株式会社ヒラコンシェ チーフマネージャー/東京エリアマネージャー/製菓技術科(2年)/2017年卒/幼稚園の頃に、近所のケーキ屋さんからする香りが大好きで、ショーケースに並ぶケーキのキラキラ感に感動し、自分も作りたい!と思ったのが製菓・製パン業界に興味を持ったきっかけ。ナカムラ卒業後、同校で製菓助手としても勤務。学生の頃よりもさらに近くで先生方、シェフの手元を見ることができ、とても勉強になった。また、クラス運営、材料発注など様々な業務をする中で社会人としての基礎になる幅広い知識を身に付けられたと実感。視野の広さも実習授業を行う中で身につき、仕事に活かせている。