私は2021年11月にドッグサロンhanamarutrimをオープン。自分の店を持つことができました。高い技術力でワンちゃんの魅力を最大限に引き出すトリミングを心がけています。接客、トリミング、従業員の指導、経営と、たいへんではありますが、充実した毎日を送っています。積極的に全国のトリミングコンテストに参加して入賞したり、お店でトリミングしたワンちゃんをSNSで発信することで、知名度もアップ。予約待ちしてご利用いただくお客様もいらっしゃるようになりました。飼い主様とワンちゃんに喜ばれ、自分が必要とされていることを実感できるのがこの仕事のやりがい。夢は、全国の人に知られるトリマーになることです。
トリマーを目指したのは高校生の時。手先を使う技術職に就きたいと思っていました。犬が好きなこともあり、セントラルトリミングアカデミーの体験入学に参加したところ、楽しかったのがきっかけです。口コミや就職率が良く即戦力の技術が身につくことを知り、入学を決めました。卒業後は、動物看護師もトリマーもできる動物病院で働きたいと思い、動物看護師を目指していたのですが、ある時、トリミングの先生に言われた「トリマーになればいいのに」の一言が私の運命を決めました。将来独立できる職種としてトリマーが現実的であることに気づいたのです。卒業後は、トリミングサロンに就職し、3年半、接客から経営まで様々なことを学びました。
学生時代はたくさんのワンちゃんをトリミングしました。扱う頭数の多いこともこの学校を選んだ決め手のひとつです。個々に合わせた接し方やトリミングを身につけました。子犬、老犬、大きさも性格も違うたくさんのワンちゃんに出会い、トリミングできたことで実践力がついたと思います。また、動物看護を学んだことで、お店で発作を起こすワンちゃんにも冷静に対応できているので学びの大切さを実感しています。大切な仲間もできました。カットが上手くいかなくて凹んだ時も、お互いに励まし合いながら乗り越えることができました。今でも一緒にコンテストに参加して切磋琢磨しながら交友関係を続けています。
hanamarutrim オーナー/動物美容・管理学科/2018年3月卒/東京をはじめ全国のトリミングコンテストに参加し、1年半で6本のトロフィーを受賞。その技術は、雑誌の特集ページで取り上げられるほどの実力を備えている。お客様の難しく細かいオーダーほど、納得してもらえる結果をだそうと燃えるのだそう。高校生へのアドバイスは、『体験入学だけではなく、ネットのリアルな声を聞く』『将来のビジュアルを描けているか、希望の進学先はそれにマッチしているか』『将来性がある職業か』を見極めることが大事。と語る。