ファッションカタログやミュージシャンのミュージックビデオなどで、モデルさんやアーティストさんへのヘアメイクを担当しています。担当させていただくモデルさんは、現場で初対面というケースがほとんど。だからこそ、ヘアメイク中も楽しく過ごしてもらうため、会話の引き出しをたくさん持って、いいコミュニケーションを取りたいです。3年目のかけだしヘアメイクアーティストである私にとって、いただく仕事の一つひとつがとても大切。だからこそ私の仕事を評価して下さる方には感謝の気持ちでいっぱいです。今はただ、どんな仕事にも120%で挑むだけ。そして、「ヘアメイク 宮下侑子」のクレジットを積み重ねていく喜びがあります。
友達に容姿のことでからかわれて以来、自分の顔にコンプレックスを持っていました。人と関わることを避けたり、マスクをしたりして隠していたことも…。でも、メイクをすることでよく見せたりコンプレックスをカバーできて、自分に自信を持つことができる。そこからヘアメイクの夢を持ちました。将来への近道としてベルに入学し、卒業後にファッション誌の専属ヘアメイクをしていた同級生からの紹介で、ヘアメイクの仕事をスタートすることができました。最初は月に数本ほどで、正直それだけでやっていける状態ではなかったのですが、徐々に仕事を頂けるようになり、今では「この仕事で生きていく」という強い意志を持っています。
学生時代はコンテストに力を入れたものの、結果を求めた1年目は全くダメ。2年目は「自分の満足いく作品を作りたい」と考えて挑んだところ、校内コンテストを勝ち抜いて全国ベルエポックコンテストに出場することができ、さらにそこでもヘアメイク部門で最優秀賞を獲得できました!ずっと反対されていた両親からもお祝いの言葉をもらうことができ、努力が認められたという感動でいっぱいになりました。授業や個人練習にストイックだったことや、大人数とワイワイするより一人で行動するタイプで、友達は多くありませんでした。でも悩んだときは相談したり、卒業後も仕事で関われるようなかけがえのない先生や親友と出会えうことができました。
ヘアメイクアーティスト/トータルビューティ科ヘアメイクコース(現ヘアメイク科)/2014年3月卒/ベルエポック美容専門学校在学中はヘアメイクを専門的に学ぶ一方、フォトスタジオでのインターンシップを経験。全国のベルエポックの学生が集うベルエポックコンテストでは見事グランプリを受賞。卒業後、ベルの友人からの紹介でフリーランスとしてヘアメイクの仕事をスタート。ファッションブランド「EMODA」や「OUTDOOR」のカタログやサイト、ファッション雑誌『NYLON JAPAN』、ロックバンドSAKANAMONなどのアーティスト写真、ミュージックビデオなどでヘアメイクを担当。オフは作品撮りをしたり、化粧品成分検定の勉強をしている。