理学療法士は、運動療法や物理療法を活用し基本的な身体能力の回復を目標としたリハビリや、筋力強化、車いす移乗など全身に対する施術を行います。活躍できるフィールドは多岐にわたり、病院はもちろん、スポーツ分野、子ども分野、教育分野、保健・健康増進分野など、自分の適性に合った活躍の場を選択できることも理学療法士の魅力の一つです。実際の医療現場では医師などと緊密に連携し、患者様の身体機能回復の可能性を広げることができます。患者様にしっかりと寄り添い、辛いときも嬉しいときも二人三脚。昨日できなかったことが今日できた、そんな変化に立ち会えたときや、患者様が笑顔になってくれたときが一番の喜びです。
理学療法士になるために富士リハを選んだのは、臨床を重視した指導体制に共感したからです。富士リハの先生は教員として学生の指導を行うだけでなく、週に一日は病院で理学療法士や作業療法士として勤務し、実際の医療現場でしか得られない生きた知識や技術を私たちに教えてくれました。今、富士リハを卒業して実際に医療現場に出てみると、技術はもちろんですが、患者様と同じ目線で会話するなど、「医療人としての心構え」をしっかりと身につけさせてもらえたことに非常に感謝しています。患者様やご家族に信頼される理学療法士に必要なことを、全て教えて頂いていたことに卒業後に気がつき、「富士リハを選んで良かった」と実感しました。
実際の医療現場では、理学療法士と作業療法士は常に連携して患者様のリハビリにあたります。人は病気や事故で身体が不自由になったり、精神的なダメージによって心の病に冒されたりと、いつも健康とは限りません。傷ついた人たちに寄り添い、励まし、明るい道へと導いていくために、理学療法士と作業療法士は患者様の身体と心の両面からサポートしていく必要があります。富士リハでは理学療法学科と作業療法学科の両方を設置しており、さらに1年次から、学科を超えた交流や症例検討会が行われているため、対象となる患者様や疾患に対し、理学療法士と作業療法士がそれぞれどのように連携しながら対応していくのかを深く学ぶことができます。
沼津市立病院 リハビリテーション科勤務/理学療法学科 卒/2014年卒/在学中に急性期のリハビリテーションへの関心を深め、就職先を選ぶ際も急性期病院を希望。地元の医療に貢献したいという気持ちから、沼津市立病院に就職し勤務。大きな病院で、常に進化する最新の医療を提供するために日々勉強の毎日を送る。職場では、笑顔を絶やさぬ仕事ぶりから患者様から好かれるだけでなく、医師や看護師からの信頼も厚い。職場の上司からは、「医療人としての礼儀やマナーが身についていて、お手本のような存在」という評価を受けている。