私の専門分野は教師教育学。授業の場面や一人ひとりの子どもと向き合っているときに、臨機応変に、子どもの未来の育ちにとってよりよい選択をすることができる教師・保育者をどのように育てることが可能かを、実践的かつ理論的に研究しています。新しい発達教育学部では、乳幼児、小学校、中学高校といった細切れの学びではなく、子どもから大人までの学びと育ちのあり方を学ぶことで、従来の教育・保育の枠組みにとらわれず、広い視野をもって行動していく人の育成をめざしています。これからの社会をつくる子どもをどのように育てていくことができるのか、学び続ける大人をどのように支援できるのか。今ある社会ではなく、これからあってほしい社会を構想し実現していくための新しいチャレンジに、皆さんとともに取り組んでいきたいと考えています。
新しい発達教育学部では、7つの多彩なプログラムを展開。質の高い保育、児童文化、音楽の表現と文化、インクルーシブ教育、成人の学び、授業実践、オルタナティブ教育など、自分の興味や関心に合わせたオーダーメイドの学びに取り組むことで、様々な専門性をさらに高めた教師・保育者・企業人をめざすことができます。どんなことを学ぼうか、何になろうか、どんな風にして社会に貢献していこうかをみんなで考え合えるようなディスカッション型、ワークショップ型の授業も多彩。ワクワクするような学びの楽しさが体験できます。
子どもの学びに興味のある人、現在の学校教育をもっとよくしたいと考えている人、大人になっても学び続けることの大切さに関心のある人に、ぜひ来ていただきたいです。新しい学部を一緒に作っていきましょう!
1986年3月お茶の水女子大学家政学部卒業。株式会社ワコール人間科学研究所研究員を経て、1997年3月京都大学教育学部卒業。2002年3月京都大学教育学研究科教育科学専攻博士後期課程単位取得満期退学 2005年4月から大阪樟蔭女子大学人間科学部児童学科専任講師。2008年4月同学部准教授、2014年4月同学部教授に就任。2016年4月から京都女子大学発達教育学部教育学科教育学専攻准教授、2019年4月同学部教授に就任。