ヒトはいかにして新しい運動を獲得し、様々な状況にうまく対応するように身体を制御しているのかということについて研究しています。現在のテーマは「ヒトの歩行」。「転びにくく安全で疲れにくい歩き方」とはどのようなものか?また、そのような歩き方を獲得するために必要な「脳からの運動指令」「筋骨格系の構造による作用」について関心を寄せています。アプローチとしては、筋電センサやモーションキャプチャを用いた歩行計測データの収集と解析が中心となります。この研究が、なんらかの原因で歩行が困難になった場合に効率よく回復するためのリハビリテーションの方法の開発等に役立てたらと考えています。
世の中には、記録されたまま活用されていない膨大なデータが存在します。そして情報技術の進歩により今日も多くの精密なデータが取得され続けています。本学科では、これらのデータを取得・加工・分析するための知識および技術を身につけるため、ICTをはじめIoT、プログラミングやデータ分析、AI等について広く学修します。日置先生の担当授業「生体情報分析」「生体情報システム」では、生体情報処理のメカニズムや生体データを計測し、得られたデータを処理・分析する方法について学びます。演習や実習を含む実践重視の学びが特色です。
データサイエンスはビジネスや医療、エンターテインメントなど多くの分野で活用されています。情報科学部では、身近な地域課題への取り組みを通じて、データサイエンスを実践的に学びます。
専門分野/生体情報処理、運動学習・制御、運動解析
略歴/山口大学大学院理工学研究科 博士前期課程修了および博士後期課程単位取得退学。同大学院で学びを深めると同時に、山口短期大学電子情報学科(現:情報メディア学科)にて講師として後進の指導に携わる。その後同短期大学にて准教授を務めた。2023年より現職。講師。修士(理学)。