健診、術前検査、スクリーニング検査、精査など、生理機能検査に訪れる患者様の目的はそれぞれです。正確に検査をすることはもちろん、疾病等の症状で苦しんでいる方も多いため、より快適に検査を受けていただく方法を考えることが重要で患者様に合った対応が求められます。「検査のプロフェッショナル」と言われる臨床検査技師ですが、医師の治療方針の決定には正しい検査データが必要不可欠です。現場では分野が違えば仕事内容も変わってくるので、多角的に医療を見ることのできる技師が求められています。教員として「即戦力となる人材」を育成することが現場への貢献につながると考え、学生の指導にあたっています。
佐藤先生が担当する科目は、生理機能検査と輸血・移植検査、そして免疫検査です。教科書の内容に加え、自身の経験やエピソードなどを絡めた授業で学生がイメージしやすく、わかりやすい授業をしています。座学で学んだことと実際の現場で体験することがかけ離れてしまわないように、「現場からの生の声」を伝えるようにしています。また国家資格対策では、問題文の読み取り方、選択肢の選び方などを伝えアドバイスしています。一人でも多くの学生が臨床検査技師として活躍できるようにと願い、実践的な授業を展開しています。
「臨床検査技師って何だろう?」と興味を持つことが、夢を叶えるための第一歩。臨床検査は突き詰めるほど深く、新しい技術により日々変化するものです。同じ目標を持つ仲間と共にこの学校で学びましょう!
専門:生理機能検査学、輸血・移植検査学、免疫検査学
略歴:2016年に東武医学技術専門学校(現・国際医療専門学校)を卒業後、岩手医科大学付属病院に入職。生理機能検査室で心電図検査や脳波検査、超音波検査を5年間、輸血検査を1年間ほど担当する。その後、国際医療専門学校に教員として入職し、現在に至る。