口の中の健康は全身の健康を守ることに直結しています。高齢化や感染症が流行している現代社会において、歯科衛生士は重要な役割を担っているといえるでしょう。私自身、歯科衛生士として働く中で、口内が改善し笑顔になる患者さんを目の当たりにしてきました。こうした小さな積み重ねにより、地域医療に貢献していると感じられるやりがいある仕事です。私の経験も踏まえて、学生の皆さんには知識や技術はもちろんですが、医療人としての心構え、患者さんに対しての思いなども学んでほしいと考えています。私を通して、自分が働くときのイメージを持ってくれたら嬉しいです。学生のうちはできなくて当たり前で、不安や自信のなさは一時的なものだと伝えながら、この業界のことをもっと深く知りたいと思ってもらえるように心がけています。
菅野先生が担当するのは、2年生の歯科予防処置の授業です。歯科衛生士が予防処置でどんなことをするのかを軸に授業を展開しています。座学から実習まで1年次で学んだ基礎知識を活かし、さらにステップアップした内容について指導。実習では細かいところまで指示を出し、学生が自信を持って臨めるようにしています。菅野先生の新人時代の話や現場での経験談が織り交ぜられた授業はとても興味深く、学生たちにも良い刺激になっているようです。また、いつでも安心して質問や相談ができるような雰囲気づくりも大切にしています。
本校では一人ひとりに寄り添ってくれる先生方のもと、知識や技術はもちろん人との関わりも学べます。人の役に立つ仕事に就きたいけれど、迷っているというあなた。ぜひ歯科衛生士を目指して一緒に学びましょう!
専門/歯科衛生士
略歴/高校卒業後、地元の歯科衛生士専門学校に進学。歯科衛生士として10年弱の実務経験を経て、日本医歯薬専門学校に入職。現在教員歴5年目。