チームスポーツは仲間との協働作業を通じてホスピタリティを発揮させてくれますが、スポーツが育むホスピタリティにはもう一つ特別なものがあります。スポーツの世界は常に相手との勝負です。一進一退の攻防を通じて、最後はほんの少しだけの運や努力が勝敗を分けます。だからこそ、「フェアプレイの心」「フェアプレイの行動」が求められます。アスリートは勝者になるときもあれば敗者になるときもあります。今日の勝負はたまたま勝てたけど、次の勝負は負けるかもしれない。だから負けたものに対して敬意を示そう、それが自分の未来の姿かもしれないのだから。このような想像力やそこから作り出される礼儀・礼節こそがスポーツが生み出すホスピタリティの本質です。
加藤ゼミでは、『コーチングは、人を導き、人を育てることである』を目標に、コーチングの考え方やスキルの獲得を目指します。コーチングの本質である「個々人やチームの能力を引き出し、最大限に伸ばすための支援活動」=「その人が『なりたい自分』になるためのサポートをしてあげる」ことに必要な考え方やコミュニケーションスキルを身につけます。また、研究倫理や問い、発表、議論、情報の探し方等を、健康・スポーツ・心理の側面から、一緒に考察します。
少人数制教育が大きな特長です。学生と教員との距離が近く、学生一人ひとりに対する指導が十分に行き届いています。信頼できる先生方から指導してもらえるこの大学を、選択肢の一つとして考えてください。
専門:健康・スポーツ・コーチング・バスケットボール
略歴:筑波大学体育専門学群卒。秋田県立能代工業高校(現:能代科学技術高校)バスケットボール部元コーチ・監督(全国優勝30回)。1995年~2000年全日本ジュニアアシスタントコーチ。2008年プロバスケットボールコーチ。2009年bjリーグアカデミー・テクニカルアドバイザーを経て2011年から現職。日本バスケットボール協会公認A級コーチ。埼玉県バスケットボール協会理事。