学部長として教育学部の全体を見るのが大きな仕事。1年次の必修である「教職概論」や「学校ふれあい体験」、「特別活動の指導法」などを通じ、教員としての基本や心構えを伝えます。
本学の特色は「学内での学び」と「学校体験の学び」を組み合わせて人間性、実践力、教育力を身につけること。入学から3ヶ月程で小学校に赴き、実際に現場の仕事を知るのが「学校ふれあい体験」ですが、この経験によって学生たちの顔色はみるみる変わります。大学での授業内容と小学校での指導とが結びつき、例えば挨拶ひとつにどんな意味があるのか、それが現場で子供たちの指導にどのように生きているのかを知るわけです。教員としての責任感も芽生え、希望や夢への自覚も深まります。
大学に戻ると、引き締まった新たな気持ちでまた学びと向き合うことができるのです。
学部長である濱本先生が、すべての新入生を相手に受け持つ「教職概論」。教員とはなにか、教育とはなにかという根本的なお話から、関連する法律などの専門知識まで幅広く扱う、4年間の学びの核となる重要な授業である。
先生の授業は、一方的な講義とはひと味違う。重視するのは学生との対話。「君はどう思う?」「どういうことが考えられる?」と次々問いを投げかけていく。どんな答えが返ってきても、決して否定しない。「安心して答えられる環境が大事。教育の現場でも同じです。そこから一人ひとりの個性が伸びていきます。」
これまでの学校生活を思い出してみてください。好きな先生、憧れの先生はいませんでしたか。キミたちもそういう先生になれます。本学は、一人ひとりのよさや可能性を伸ばし、夢の実現を目指す大学です。
埼玉県公立学校教員、県・市教育委員会指導主事、校長、県教育委員会課長等を歴任後、県教育委員会義務教育総括部長として埼玉県の教育の振興と充実に努める。2015年に共栄大学着任、2021年より教育学部長に就任した。