
地域と連携したPBL(課題解決型学習)形式のマーケティング教育を展開しています。学生たちが自発的に取り組み、地域と積極的に関わることで、組織の意思決定のあり方や運営について体験的に学ぶことができます。また、社会に対して理解を深め、自分自身の得意・不得意を認識したり、成長を遂げたりできるのも体験的学習の大きな利点。就職活動時にはその体験をありのままに語り、自己PRにつなげることもできます。実際に先輩たちの多くが高い評価を受け、自らの可能性を広げています。学生時代に体験の中で身につけたマーケティング・ノウハウは、必ず実社会において数年後に花開くはずです。

地元ドーナツショップと学生たちが連携して商品を開発。若者の意見を反映したユニークな商品が次々と誕生
具体的なプロジェクトの流れとしては、課題把握→市場調査→コンセプト設計→プロトタイピング(試作・検証)→広報・販売までを、学生主体で進めていきます。場合によっては、JR西日本の「駅みやげ」コンテストなどを明確な到達目標に据えることもありますが、基本的には「誰かの困りごと」を起点に、「商品開発によって解決する」という発想を大切にしています。このように「自分以外の立場で考える」習慣をつけることで、顧客理解や仮説構築、意思決定、対話調整といった実務の基礎能力を磨いていきます。

地域の特産物・番田芋を扱った商品化に挑戦している西ゼミ。写真は番田芋のどら焼きを販売しているところ
重視しているのは、現場で直接課題を見聞きすることです。現場観察と事前調査を何度も往復しながら、企画を磨き上げていきます。進行にあたっては、節目ごとに合否判断を取り入れたステージゲート法を採用しています。たとえば、食品開発では試作を複数回重ね、曖昧なアイデアを確実に「売れる商品」へと具体化していきます。自分たちの気づきやアイデアが商品に反映されていく過程を通して、学生たちは確かな手応えを実感し、揺るぎない自信を身につけます。

ゼミ活動の基本は、「相手の立場に立って考え、形にする」こと。この姿勢が実務につながる力を養います
マーケティングに携わりたいという人に最適です。たとえばコンビニで新商品がすぐに入れ替わったり、同じカテゴリで値段やパッケージが異なったりする理由に関心がある人はマーケティングの入口に立っています。
自治体・企業・農家・卸・パッケージ企業などと連携し、地域の課題解決に取り組む西春奈研究室。過去には地域関連機関から地域活性化への貢献が認められ、表彰された実績もあります。ゼミでは失敗も「学びの資産」として共有し、原因を徹底的に言語化して次に活かします。その反復こそが、現場で役立つ地力となっていきます。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

