現在は、DeNAでデータエンジニアをしています。端的に言うと、データアナリストなどがデータ分析する際にデータを使いやすいように処理し、整える役割です。大学で学んだCGの技術を活かす場面はないのですが、要件定義をして何が必要か考えるところなど、コンテンツを作るときに学んだ姿勢は共通していると思います。また、学びの中で培った「本質を見ろ」という教えも仕事上で大切にしていること。他部署とコミュニケーションを取るときに「この人は何がしたいのか」と考えたり、仕事で何かを作る際に「どういうものがいるか」を考えて必要な要素を洗い出したり。本質を見る力を養えたおかげで今の仕事も上手くいっていると思います。
ビジュアルコンテンツコースのコンピュータグラフィックスを主に専攻し、バーチャルリアリティによる感覚の誘発や、AIを用いたCG制作など、VR技術の研究に注力しました。同時に、様々なことに挑戦。久留米市主催のまちづくりコンペティション事業「まちなか万博!」に参加した際は、どんなコンテンツを展開するか関係者との打合せから企画兼マネージャーとして関わることができ、アイデア出しやコミュニケーション力など、自分の強みを知ることができました。また、CGなどの技術を駆使してデジタル作品をつくる学生団体「Picture」での活動も好きなことを自由に表現でき、自分の世界を広げることができたと思います。
久留米工業大学には、学生一人ひとりのしたいことに「NO」と言わない環境があります。自分の興味を見つけるには持ってこいの環境。だから、「何かしたいけど、何をしたら良いのか分からない」という人こそ、ぜひここで学んでほしい。一歩踏み出すかどうかは自分次第だけど、チャレンジしようとする学生を全力で応援してくれます。この環境は、先生方と密な関わりができる福岡一小さな工業大学だからこその魅力だと思います。
株式会社DeNA/情報ネットワーク工学科/2017年卒/コンピュータグラフィックス(CG)を学びたいと思い、久留米工業大学の情報ネットワーク工学科へ入学。デジタル作品をつくる学生団体「Picture」で活動をするうちに、興味の幅が広がり、色々挑戦するように。4年次には福岡市とタイの交換留学生に推薦され、留学も経験。3・4年でバーチャルリアリティ(VR)の研究を重ねていく中で、もっとこの時間がほしいと思い、久留米工業大学 大学院へ進学。卒業後は、データエンジニアリングや分析業など手広く活動していた。2022年の秋にDeNAに転職。今はデータエンジニアとして活躍している。