
専門は「新しい事業を創造して運営していく」プロセスの研究と実践。学生が在学中にビジネスを創る「スチューデント・スタートアップ」や、起業間もない小さな組織やリーダーを共同研究者として、発想、改善、事業化までの流れを伴走します。重要なのは「自分のやりたいこと」より「顧客が何を求めているか」を考えること。大分県佐伯市の道の駅再生では、学生が顧客リサーチをもとに新事業を企画し、議会への提案・説得を経て経営権を獲得しました。失敗も含めた生の経験は、起業だけでなく就職後にも生きる物事を見る視点を養います。こうした学外実践を重ねる「アウトオブキャンパス」の姿勢は、文部科学省の全国540の大学と132の短大を対象とした全国学生調査でも高く評価され、世界を舞台に自律して生きる力を育てる教育として成果を上げています。

令和6年度「全国学生調査」で21世紀アジア学部が「海外留学・研修」で3位、「外国語を使う力」で5位に
ゼミの基本方針は学生自身がビジネスを創る「スタートアップ」を経験すること。日本の大手企業で実際に使われている教材を用い、経営戦略やスタートアップ理論を学んだうえで実践に臨む。うまくいかなかったときに、初めて就職という選択肢を考える。挑戦と失敗を通して、物事を経営者の視点で捉える力を養うのが狙いだ。テーマは学生一人ひとりの原体験や関心が出発点。教員は答えを与えるのではなく、その「種」を見つけ、発芽する環境を整える役割。調査や議論を重ねながら、事業として形にしていく過程で主体性と行動力が鍛えられる。

食事会や学外活動での対話の中から、学生のモチベーションの源泉となる「種」を見つけている
大学は教えてもらう所ではなく、自分で動いて学ぶ場。留学やビジネスへの挑戦は心配もあるでしょうが、その経験が世界で通用する力になります。学生時代は何でもやる。そして自分の力で生きる力を身につけましょう。

「遊びながら学んだ方がいい」と中山教授。まずは自分の好きなことで会社を作ることから、学びを始めている
専門:スタートアップ。2011年横浜国立大学大学院国際社会科学研究科企業システム博士課程修了、博士(経営学)。学生時代の自らのスタートアップ経験を活かし、事業創出を通じた教育と研究に取り組む。企業では大手企業のマネージャーを対象とした教育とコンサルティングを担当する。国士舘大学21世紀アジア学部教授・学部長として、学生が自ら学び行動する「アウトオブキャンパス」教育を推進。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。



