振動で金属を接合
電気工学科 助教 淺見 拓哉
皆さんは「金属を接合する」と聞いた時、どんな方法を想像するでしょうか?多分、熱や接着剤を用いることを想像するでしょう。
私の研究では「振動」を使用しています。具体的には、金属同士に振動を加え、金属同士を擦り合わせることで接合します。この技術は、熱を用いないので融点が異なる金属同士の接合ができ、接着剤を用いないので電気抵抗の低い接合が出来ます。
しかし、この方法は重大な問題があります。それは、接合の強度が弱いことです。そのため、なかなか世の中に広まっていかない技術となっています。そこで、私は接合の強度を向上させるため、振動を発生させる新たな装置の開発を行っています。
私の研究している装置が完成した暁には、エコカーの車体や電池の製造において大活躍する予定です。
〈メッセージ〉
私の研究は生産技術です。生産技術は、モノづくりのための技術です。そのため、あまり目立たない存在です。しかし、生産技術が無ければ、どんなに良い製品も世の中に広まりません。モノづくりのための必要不可欠な技術、それが生産技術です。そんな技術にも是非興味を持ってもらえると幸いです。
私の研究では「振動」を使用しています。具体的には、金属同士に振動を加え、金属同士を擦り合わせることで接合します。この技術は、熱を用いないので融点が異なる金属同士の接合ができ、接着剤を用いないので電気抵抗の低い接合が出来ます。
しかし、この方法は重大な問題があります。それは、接合の強度が弱いことです。そのため、なかなか世の中に広まっていかない技術となっています。そこで、私は接合の強度を向上させるため、振動を発生させる新たな装置の開発を行っています。
私の研究している装置が完成した暁には、エコカーの車体や電池の製造において大活躍する予定です。
〈メッセージ〉
私の研究は生産技術です。生産技術は、モノづくりのための技術です。そのため、あまり目立たない存在です。しかし、生産技術が無ければ、どんなに良い製品も世の中に広まりません。モノづくりのための必要不可欠な技術、それが生産技術です。そんな技術にも是非興味を持ってもらえると幸いです。
この先生・教授に出会えるのは・・・
日本大学 理工学部 電気工学科
通信・情報、エレクトロニクス、エネルギーを基軸に、実験や演習を重視した授業で社会の発展に寄与する電気工学を学修