「現場支援」という仕事で、建設現場における電気工事の施工図面作成がメインになります。電気設備や取扱についての知識も、施設における消防設備に関する知識もまったくなかったため、講習を受けながら勉強をしました。2年目に電気工事士の二種を取得し、3年目には消防設備士を取得してからは、上司からの指示や指導がなくても、自分で考えてCADで図面が書けるようになりました。今では急な仕事の依頼も、期限よりは少し早めに仕上げると、喜んでもらえるのがうれしいです。自分が書いた図面が形になり、建物が完成した時、やりがいを感じますし、日常生活で欠かせない電気に関わる仕事ができてよかったと思っています。
コツコツと資料を作成したり、デスクワークをしたりするのが好きで、自分に向いているのではと、事務職や経理職を目指そうと思いました。集中力にも自信がありましたし、数字を扱うことも得意だったので、簿記・会計コースがあるお茶スクへの入学を決めました。インターンシップで憧れていた金融業界の会社見学に行きましたが、ひたすらパソコンへの入力作業をする職種があることを知り、自分に向いていないかもと不安を覚え先生に相談。すると卒業生がいる今の会社を紹介していただき、誰かをサポートする仕事に興味をもちました。電気設備の知識は全くなくても大丈夫と卒業生から聞き、学校で学んだことを活かせるならと就職を決めました。
パソコンの操作や電卓の使い方はもちろん、秘書検定で学んだビジネスマナーは就職してから、とても役に立ちました。社会人になると、仕事場で使う言葉は学生時代に使っていた言葉とは全然違うのですが、戸惑うことなく自然と話すことも身についているなと思いました。また簿記や経営、税に関する知識や確定申告に関する内容も、知っておいてためになる学びができたのも良かった点です。お茶スクは本当にアットホームな学校で、先生との距離も近く、授業以外の時間も会話をしたり、就職の相談をしたりしていました。クラスメイトの中には、年上の方もいて、いろいろな話が聞けたのもおもしろかったです。
浅海電気株式会社 勤務/ビジネス学科2年課程 簿記・会計コース 卒/2020年卒/会社の説明会に参加したとき、日常で当たり前のように点いている電気も、実は電気を通すために専門の知識と技術を持った人がいることに気づき、興味がわいたという経験から、いろいろなことに興味をもつことは大切だと改めて実感したそう。就職活動をした際も大きな合同説明会で、さまざまな企業のことを知れておもしろかったという好奇心旺盛な長南さん。そんな自身の体験から、高校生にもいろいろなことに興味をもつことをお勧めしたいと語ってくれた。