皆さん、バラは何種類あるかご存知ですか。実は、お店で取り扱うものだけでも何百種類もあるんです。形や大きさも違えば、花の色もさまざま。私は今、フラワーコーディネーターとして、結婚式で使う装花やブーケなどを製作しています。ですから、「バラを使いたい」とオーダーを受けた時、新郎新婦がどんなバラを思い描いているのかまで探ることがとても重要です。打ち合わせを重ね、デザイン画を描き、お二人のイメージに近づけていきます。ただ、それだけでは終わりません。プロとして本番当日は想像を超えていきたい。私にとって、それが仕事のやりがいであり、式を終えたお二人からの「ありがとう」の言葉が何よりも励みになります。
お花に関わる仕事に就き、5年目を迎えました。シーズンになると、1日に4、5件のブライダルがあり、目の回るほど忙しい日もあります。プロとして充実した日々が過ごせるのも、専門学校 大阪ビジネス・アカデミーで学んだことが基礎としてしっかり根づいているからです。学校では、フラワーアレンジの技術面はもちろん、デザイン画の描き方や色彩に関すること、ブライダルの知識、マナーの基本など、業界に直結する多彩な授業がありました。秘書技能検定や色彩検定など、多彩な資格を目指した勉強も今につながっています。先生もとても親身になってくれる方ばかり。温かなサポートを受け、目標に向かって真っすぐに歩んだ2年間でした。
どんな業界、職種に進んでも、壁にぶつかることは絶対に出てきます。その時、前を向く力となるのが、「好き」という気持ちです。夢中になって情熱を注げる道を選ぶことがまず大切だと思います。ただ、どの道が自分に向いているかどうか、迷うこともあるでしょう。その時は、興味ある学校のオープンキャンパスに足を運んでみてください。特に、専門学校 大阪ビジネス・アカデミーにはフラワーに加え、ペットやファッション、ビジネスなど、いろいろな学科があります。悩んでいる人も、オープンキャンパスで「好き」が見つかるかもしれません。加えて、どの学科の先生も学生と身近な存在で、いろいろと相談に乗ってくれるはずですよ。
第一園芸株式会社(ホテル日航金沢フラワースタジオ)勤務/フラワービジネス学科フラワーデザイン専攻/2019年卒/神戸市出身。祖父が造園業を営んでいた影響から、中学生の頃から草間に興味を抱く。兵庫県立播磨農業高校園芸科に進み、フラワー装飾技能士3級を取得したことがきっかけで、フラワーコーディネーターを目指すことを決意。専門学校 大阪ビジネス・アカデミーで専門的な知識・技術を身につけ、同校卒業後、第一園芸株式会社に就職した。帝国ホテルなどのフラワーショップで経験を重ね、2022年4月からホテル日航金沢フラワースタジオに勤めており、ブライダルやホテル内を彩るフラワーアレンジメントを手がけている。