当校の教育で大切にしていることは、「社会に役立つ理学療法士の育成」です。「社会に役立つ」とは、「良い成果を出せる」ということであり、自ら考え、判断し、適切に行動できる力が必要だと考えています。普段の授業はもちろんですが、学校祭や体育祭などの学校行事でも学生が自ら考え、行動し創り上げていくということを大切にし、その過程で生じる様々な課題を解決する経験を通して、問題解決の仕方を学んでいきます。また、当校は経営母体が病院であり、入学当初から臨床の現場を体験することで、学校で学んだ知識をどう臨床で活かしていけるのかという知恵が身についていきます。まだまだ取り組んでいることはありますが、このような取り組みを通して当校の学生は年次を重ねるごとにたくましく、自律し、目標を達成できる人材になります。
理学療法評価や運動療法学などを担当している杉山先生。知識を与えるだけではなく、その知識を使って課題に取り組むようにしています。学生が個人またはチームで課題について考え、対話することで知識だけではなく、様々な能力が養われます。また、この授業や取り組みで何ができるようになるのかという目標を学生と共有し、その目標を達成する手段を学生と相談して決めることもあります。このように、学生が一方的に教員の話を聞く聴衆ではなく、当事者として授業などに参加することで、自ら考えて判断する経験をしています。
理学療法士は人や社会の役に立つ素晴らしい仕事だと思っています。人の役に立ちたいというみなさんの想いを叶えるための環境が当校にはありますので、ぜひ一緒に目標を達成しましょう。
専門科目:検査測定法、運動療法学など。取得専門職免許:理学療法士、介護支援専門員、福祉住環境コーディネーター2級。職歴:医療法人昌峰会 加藤病院。中部リハビリテーション専門学校を卒業し、名古屋市内の回復期病院である加藤病院にて理学療法士としての実務経験を9年間に渡って積んだ後、2014年より本校に入職。専門性をさらに高めた「認定理学療法士(脳卒中)」を2020年に取得。