
これからも印象に残り続ける曲を作っていきたいです
ドラマやゲームの中で流される「劇伴音楽」の作曲をしています。「劇伴音楽」は、冒頭やエンディングに流される主題歌とは違い、劇中のシーンに合わせて効果的に流される音楽のこと。監督やプロデューサー、選曲担当の方々などと打合せしながら、曲をイメージして、作曲していきます。皆さんも、好きなドラマなどの劇伴音楽は、すぐに思い浮かべることができるのではないでしょうか。自分が好きな曲を作るのではなく、まず作品があっての作曲なので、イメージを合わせる作業は大変ですが、作品がオンエアされたあと、監督や原作者の方からお褒めの言葉をいただいたり、その作品が好きな方に気に入っていただくことが何より嬉しいです。
ピアノを習い、中学校では吹奏楽部、高校では軽音楽部に所属してきました。子どもの頃から作曲の仕事に憧れがあり、その延長で、音楽に関わる環境を選んでいたように思います。中学時代、アニメを観ていたときに「今流れている音楽は誰が作ったのだろう」と思い、調べてみると、アニメやドラマの中で使われる曲を作る「劇伴作家」という仕事があることを知りました。進路選択の際も、作曲の道に進みたいという気持ちは変わらず、専門学校に進むことにしました。複数のオープンキャンパスに参加した中で、尚美ミュージックカレッジ専門学校は歴史がある音楽学校で、2年間で実践的なスキルが習得できるカリキュラムに惹かれて、入学を決めました。

学生時代の経験が、今の仕事にも生かされています
作曲がやりたいと思って入学したものの、作曲そのものを習ったのは初めてでした。クラスの中で私が一番作曲の知識がなく、最初は焦ることもありましたが、先生方が基礎から教えてくれたおかげで、必要なスキルがどんどん身についていきました。中でも「専攻実技」という個人レッスンがとても好きでした。私の居た門下では映像に合わせて曲を作るという課題が毎回出され、先生に評価していただくのですが、課題→作曲→評価という流れは、今携わっている仕事とほぼ同じなんです。在学中は、音楽好きな仲間たちと一日中音楽に囲まれた学校生活で、本当に充実していて楽しかったです。すでに業界で仕事をしている友人の存在も刺激になりました。

キーボードとパソコンを使って作曲していきます

株式会社レジェンドア 所属/アレンジ・作曲学科 映像音楽専攻/2020年卒/「音楽系の仕事は狭き門だと思われがちですが、まずは挑戦する気持ちが大切」と菅野さん。「作曲も、鼻歌のような小さなアイデアを形にしていく作業の積み重ねです。個人的には、最初の一歩はそこまで構えなくてもいいと思っています。」と後輩たちにエールを送る。
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