
一人でオーダーに対応する料理長が一番のお手本です
配属されて約2カ月。食材の鮮度管理や料理の仕込みのほか、雑炊や蒸し物、デザートなどの調理を担当しています。調理場は平日に3名、休日は6、7名ほどで回しているのですが、朝の仕込みは自分ひとりに任された仕事。日々の業務をコツコツとこなしながら先輩方の仕事を観察し、自ら考え、できることを増やしています。新しい作業や季節ごとのメニューが追加された際にはオリジナルのメモを作り、一度教わったことはすぐに覚えて実践できるよう心がけています。時々店内から聞こえてくる「美味しかった!」というお客様の声がやる気の源。先輩方とコミュニケーションを取りながら腕を磨き、魚料理を任されるようになるのが当面の目標です。
現場に出て改めて思い出すのは、食品衛生学や調理理論など座学での学びです。食品衛生学の授業では「食中毒が出たら責任問題に発展することもあるので特に気を付けてください」と度々言われてきたので、衛生管理意識が自然と向上しました。調理理論は「焼き目や焼き色が付いた際のうま味の出方」など、実際に調理する際にその都度思い出せる実践的な学び。工程一つひとつの意味を知り、様々な視点から調理の面白さを実感しています。先生から言われて特に印象に残っているのは「こちらの事情はお客様には関係ない」という言葉。どんなに厳しい状況であっても、お客様には最高の料理を提供するというプロ意識を常に持ちながら仕事に臨んでいます。

スムーズに調理できるよう、営業前に行う仕込み作業
調理師として必要な知識・技術は入学後の授業でしっかりと学べますが、自宅で料理をしていればよりスムーズに実習に取り組めます。社会に出ると友人と時間を合わせにくくなるので、学生のうちに友人との時間を大切にし、積極的にやりたいことに挑戦するなど、今を思い切り楽しんでほしいです。調理師を続ける上で大切だと感じているのはメンタルの保ち方。忙しい時や壁にぶつかった時に踏ん張れる我慢強さ、忍耐力は必要です。真面目にコツコツと物事に取り組める人には向いている職業だと思います。職場の雰囲気は店舗ごとに大きく異なるため、校外実習や飲食利用を通して就職前に確認しておけば、入社後のミスマッチが起こりにくく安心です。

毎回同じ味になるように、出汁の味見も欠かせません

株式会社みずほ野 大和甲羅本店勤務/調理師科 昼間部 卒/2025年卒/中学時代の夏休みに出された課題で家族にアヒージョを作った経験が調理師を志した原点だと語る佐々木さん。料理の楽しさを知り、家族に喜ばれたことで「また作りたい」と思ったそう。進路選択時には学生一人ひとりに向き合う体制に魅力を感じた横浜調理師専門学校へと進学。みずほ野の系列店舗で校外実習に参加し、お客様の声を直接聞けた体験や職場の雰囲気を把握できた安心感から就職を決意したという。「礼儀作法が身に付き、多くのオーダーをこなす中でメンタルが強くなりました。技術の向上はもちろん、視野を広げて周囲をフォローできる料理人に成長したいです」。
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