現在シェフとして「Farm Restaurant Cuore」を経営。JALファーストクラス国内線提供の機内食の監修やミシュランでのビブグルマン獲得などを実現した漆崎さんにお話を聞きました。
子供のころから料理が好きで、母親の料理の手伝いをしており、進路の選択肢は調理師しかありませんでした。その中で「料理が好き!楽しく学びたい」という想いに応えてくれると感じた札幌ベルに入学。料理の基礎やチームワークなど、料理人にとって重要な土台を教わり、さらに“料理が好き”になりました。お店の経営をしている今、札幌ベルで学んだ調理の技術はもちろん、衛生学などの座学も役立っていると感じます。
企業実習では、時間をかけずにお客様に満足するものを提供することが当たり前で、今までの自分の甘さを痛感しました。企業実習で最も身についたのは、技術もですが、お客様へのホスピタリティへの意識だと思います。「本当の料理人」とは何かを考えるきっかけになり、大きく成長した経験になったと実感しています。札幌ベルは企業実習が多いので、成長する機会がたくさんあり、すべてが今に活きています。
地元の白糠町、そして道東は食材の宝庫といわれており、本当においしい食材ばかりです。その食材の「おいしい」を最も引き出せる調理方法は何かを追求し、お客様に満足していただける料理を提供し続けたいと思っています。そして、私にとって大事な「料理が好き」という気持ちの大切さを伝えて、料理の楽しさを広げたいです。