公立大学/東京

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企業の経営に何故「ESG」が大切なのか

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開催日時
  • 2023年
    4月
    24日
    (月)
    18:30~20:00
申込URL:https://www.ou.tmu.ac.jp/web/course/detail/2311G107/

高校生の皆さんは企業(会社)の経営について考えてみたことはありますか。
感染症やウクライナ紛争、環境問題など世界を取り巻く環境は混迷を極めています。円安や物価高など経済を取り巻く環境も激変しています。このような環境下で未来に向けて企業を経営していく経営者の役割は、とても重要です。
皆さんはSDGs(持続可能な開発目標)という言葉は良く聞くのではないかと思います。
一方、「ESG」という言葉は聞いたことがあるでしょうか。
ESGとは、環境(E: Environment)、社会(S: Social)、ガバナンス(G: Governance)の英語の頭文字を合わせた言葉です。現在の環境下において企業が長期的に成長するためには、経営においてESGの3つの観点が必要だという考え方が世界中で広まっています。
温暖化や水不足などの環境問題、人権問題や差別などの社会問題など、人類はさまざまな課題に直面しています。こうした中、当時の国連コフィー・アナン事務総長が発表した2006年のPRI(責任投資原則)の中で投資判断の新たな観点としてESGが紹介され、ESGを重視した投資を行っていくことの重要性に対して社会の注目が集まりました。持続可能で豊かな社会の実現を目指すためにも「ESG」を重視した投資の流れは今後も拡大していくと考えられます。
また、そうしたESG投資の流れを受けて、企業の側も環境や社会に配慮し、ガバナンスの効いた経営を行うべきという風潮が強まってきました。持続可能な成長と企業価値の向上を目指す、サステナブルな経営が求められるようになってきたのです。
こうしたサステナブルな経営が行われているのかどうかについて、企業は様々な視点から評価されるようになってきています。企業の将来にも大きく影響することが考えられます。
高校生の皆さんは、今後社会に出られて日本の未来の創造に大きく関わっていくことになりますが、本講座では経済にとって重要な役割を果たしている企業の経営そのものや、今後の経営に何が必要とされているのかなどを、できるだけ判り易く解説します。
今後の皆さんの進路の参考になれば幸いです。 松田千恵子(東京都立大学 経済経営学部 教授)

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