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音・振動の不思議~楽器や機械の分析を例に~

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開催日時
  • 2023年
    7月
    15日
    (土)
    13:00~14:30
申込URL:https://www.ou.tmu.ac.jp/web/course/detail/2321Z003/

音や振動は物体や空間に存在する固有振動数が関わっています。物体の固有振動数は、材料や形が定まると自ずと定まるもので、全ての物体に備わるDNAのようなものと言えます。この固有振動数が関わる現象が「共振」や「共鳴」です。伝わってくる力の振動数が物体の持つ固有振動数と一致すると「共振」を引き起こし、空気の振動数が空間の固有振動数と一致すると「共鳴」が起こります。

実はこのような現象は身の回りでは数多くあり、共振や共鳴を利用したものに楽器があります。楽器はそれを奏でる力やエネルギーをなるべく有効に音に変換させる仕組みをもっており、まさに共振や共鳴を利用した構造を持っていることが知られています。一方、機械の運転中に発生する音や振動は、時に利用者や周辺の環境にとって不快なものとなります。機械を設計する上では、このような音や振動を適切に抑えながら、特に不快な振動や騒音を発生させないことが重要です。

このような観点から、この講義では、音・振動の発生メカニズムとその楽器等に対する分析例を示し、さらには機械設計にどのように利用されているかを紹介させていただきます。
 吉村 卓也(東京都立大学 システムデザイン学部機械システム工学科 教授)

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