私の働いている病院は、眼科のクリニックとしては規模が大きく、数多くの患者様の治療や手術を行っています。私の担当は、視力検査や眼底写真、メガネ、コンタクト処方、斜視弱視、視野狭窄、視野欠損を調べるなど、検査全般をしています。患者様に寄り添ったコミュニケーションができるととてもやりがいを感じます。先日は「遠くも近くも見にくい」という方に眼鏡処方をした際、様々なレンズを試していただき、一番見やすいものを探して処方。その患者様が次回いらして下さった時に「とても見やすくなったよ、ありがとう」と言われたときは嬉しかったです。
高校生の頃は、漠然と「医療職につきたい!」としか思っていませんでした。しかし、京都医健専門学校のオープンキャンパスで、『視能訓練科』という学科を見て 眼の症状に関係する仕事があり、さらには、デジタル化や高齢社会で視力低下や眼疾患に悩む方が増加しており、将来性があると知り、興味を持ちました。授業では、実技の課題にたくさん取り組んだことが役立っています。在学中に眼科で必要とされる検査はほぼ網羅でき、就職してから初めて行う検査が少なかったので戸惑いがありませんでした。検査の説明や手技などもしっかり学んでおいてよかったと思っています。
医療に関わる仕事はたくさんありますが、視能訓練士が行う検査は主に日中のため夜勤がなく、重いものを持つことが少ないため、働きやすいと感じています。だからこそ現場は女性が多いですね。視能訓練士の検査データを元に治療などが行われるため、眼科医からの信頼が厚い国家資格。病院やクリニックなど身近な場所で活躍できることもメリットです。そして何より自分の専門性を活かして人の「見る」という大切な機能に関わることに、大きなやりがいを感じます。医療分野でどの仕事が自分に合っているか悩んでいる方は、ぜひ京都医健専門学校のオープンキャンパスに参加してみてください!
千原眼科医院勤務/視能訓練科 卒/2022年卒/滋賀県立大津商業高等学校出身。「医療職につきたい」という思いがあったものの、具体的に決めきれなかった高校時代に、京都医健専門学校のオープンキャンパスに参加。社会からのニーズが高く、長く働くことができる視能訓練士の仕事を知る。3年間学び、卒業後は千原眼科医院に就職。現在は検査全般を担当し、様々な患者様に接しながら邁進している。