全国に展開するイタリアンレストラン『SALVATORE CUOMO』の四谷店(東京・新宿区)は、全店でも有数の忙しさを誇ります。しかし、忙しい中でも一つひとつのテーブルに気を配り、いかにお客様に満足していただけるかを日々模索しています。初めて来店されたお客様に「また来るね」と言っていただけたり、小さなお子様が笑顔で帰られる姿を見ると嬉しくなります!荷物をお持ちしたり、毛布を届けたり、あるいはお子様にアメをあげたりと、ちょっとした気配り一つでお客様の満足度がまったく変わってくるんです。マニュアル通りの対応だけでなく、少しでも喜んでいただけるように、もっともっと広い視野を持ってお客様に接することが今の目標です。
もともと食べることが好きでしたが、本格的に食の魅力に触れたのは、高校生の頃にアメリカでホームステイをした時でした。日本とはまったく異なる食文化があり、とても興味を惹かれたんです。帰国後は雰囲気の良さそうなお店をめぐるようになりました。そしてイタリア料理やフランス料理など、世界のさまざまな料理を知るうちに、自分も食に関わって生きていきたいと考えるようになりました。YAMANOTEを選んだのは最新の設備や道具が揃い、また一流の先生に教えていただけるからです。東京の最先端のお店で食べ歩きがしたいとも考え、地元の栃木から上京しました!
学生時代の一番の思い出は、「レストラン実習」です。学校でレストランを開店し、一般のお客様を招いて実際に料理を提供します。私はホールの責任者の役割でしたが、キッチン担当とバチバチに火花を散らしたことも(笑)。「すべてはお客様の満足のため」「最高のサービスを提供する」という理想をみんなが掲げていたために、時にはぶつかり合うこともあったんです。校内でのトレーニングとはいえ、お客様の満足について真剣に考え、取り組むことができたからこそ、将来お店に出た時のことをくっきりとイメージすることができました。YAMANOTEの魅力はなにより実習!練習を何度も繰り返し、実践力を身につけることができました。
PIZZA SALVATORE CUOMO 四谷(株式会社ワイズテーブルコーポレーション)勤務/調理総合本科 卒/2022年卒/料理の提供やオーダー取りといったホール業務全般から、ドリンク作り、デリバリーのサラダ作りなども担当しているSさん。「万全の準備をしていても、予期せぬ事象は起こるものです」と接客業の難しさを語る。「ミスをしないに越したことはありませんが、ミスを繰り返さないことも大切です。失敗したら練習して、次に失敗しないように気をつけています」。現在はワインソムリエの資格取得も目指しているという。「将来は自分のお店を持ちたいので、経営からドリンクなど、今のうちから学び、準備をしていきたいです」。