国立大学キャンパスが共に学べる開放的な空間へと続々変身!
国立大学のキャンパスには、私立大学と比べてなんとなく古くて地味なイメージがあるかもしれない。
ところが今、おしゃれで先進的な機能を持ったキャンパスや施設に続々と変身しているのだ。(※1)
数ある変身ぶりのなかでも「行ってみた~い!」と思わずにはいられない3つの施設を厳選して紹介しよう!
1.和歌山大学/観光学部校舎
和歌山大学では2008年4月に国立大学で初めての観光学部が誕生した。これを機に、「シンボリックな建物が欲しい」という前学長の強い思いと、和歌山で盛んな林業を盛り上げようというアイデアが融合し、2011年に誕生したのが「紀州材」を使った木造校舎だ。
と観光学部教授の北村元成(もとなり)先生。
2.九州工業大学/ランゲッジ・ラウンジ
もともとあった鳳龍(ほうりゅう)会館という建物が改修され、国際交流と語学学習のためのスペースとして生まれ変わった。
このラウンジでは定期的に英会話のレッスンや留学生とのパーティーを開催している。英会話のレッスンは自由参加制としているため、行きたいときに気軽に参加できるのが特長だという。TOEIC(R)500点以上を条件に、イベント等で主体となって活動する学生をサポーターとして募集したところ、現時点で20名ほどが登録し、積極的に運営に携わっているという。
こう話すのはランゲッジ・ラウンジの構想に関わり、現在はチーフ・アドバイザーを務める工学部教授の虹林慶(にじばやしけい)先生。
3.新潟大学/中央図書館
既存の図書館に、共同で学べるラーニングコモンズ機能を持つ新しい建物を増築することで生まれ変わったのが新潟大学の中央図書館。なんといっても目を引くのは、そのデザインだ。
と図書館職員の渡邉健一郎さん。
こうしてみていくと、現在のキャンパスや施設改修のトレンドは「開放的な空間と共同の学びの場の創出」といえそうだ。オープンキャンパスではそんな見どころのある大学をチェックしてみてはいかがだろうか?
(参考資料)
※1:「国立大学の特色ある施設2013」文部科学省
●リクナビ進学「オープンキャンパスに行こう!」コーナー