現在、勉強のスランプにはまって抜け出せません。【オリラジ中田の参考書じゃなくオレに聞け!】

オリエンタルラジオ中田敦彦 参考書じゃなくオレに聞け!

受験生は勉強に集中しなくちゃいけないのはわかっている。けど、自然と恋することだってあるし、友達とケンカすることだってある。そんな受験中の「誰かに相談しにくい悩み」をアノ先輩が答えてくれる!

Question
イメージイラスト1 夏から勉強を始めて順調に進んでいましたが、現在スランプにはまって抜け出せません。中田さんはスランプにはまったとき、どうしてましたか?(KAZUさん・男・高校3年生)

Answer

勉強法や学習環境をガラッと変えてみたね

オリエンタルラジオ中田敦彦さん

“鮮度”を感じる勉強法にチャレンジ!

イメージイラスト2
伝統的なスタイルを守ろうとするあまり、時代の変化に追いついていない商店に心当たりにないだろうか? 一つの勉強方法に固執するのは、それと似たような構造である

オレの場合、勉強方法や学習環境を変えようとしてスランプを招いたことがあったかな。ルーチンワークになると、その学習スタイルに飽きちゃうんだよね。それで、順調に勉強が進んでいても他のやり方を試したくなるっていう。

いろんな方法を試したものの結果がついてこないことはザラで、迷ったあげく元の方法に戻ることもあった。けれども、元の方法の良さは他の方法と比較して初めてわかったこと。迷った時間は決して無駄じゃなかったと思うんだよね。

きっとキミも今、頑張って勉強しているのに結果が伴わないと感じているんだよね。そんな状況を打開したい、と。だとしたら方法を変えるしかない。場所、予備校、先生、参考書、なんでもいい。できる部分からガラッと変えてみようよ。勉強に対して“鮮度”を感じることができれば、勉強を続けるモチベーションが湧いてくるし、どんな勉強法が自分に合ってるかも見えてくると思うよ。

スランプにハマったときこそ柔軟な対応を

オリラジ中田さんインタビュー
「ルーチンワークから抜け出すことで、自分の技術に幅が出てくる。そういう意味ではスランプは自分の可能性を広げるいい機会なんです」と中田さん。スランプを前向きに受け取る姿勢も重要だ

「さまざまな勉強方法を試そう」という提案に対して、「それってブレてませんか?」と感じる人もいるんだよね。もしかしてキミもそう感じた? それならキミに、こんな格言を贈りたい。

「君子は豹変す」

この言葉の意味は、「立派な人物ほど、自分の誤りが分かれば、過去のことにとらわれたり、助言してくれた人のことを恨んだりすることなく、きっぱりと行動を変える」というもの。「豹変」というと悪いイメージがあるけど、そうではなくて、「今までの方法論に限界が訪れた場合は柔軟に対応しましょう」ってことなんだよね。

それにもかかわらず、従来のやり方に固執して「うまくいかない…」と嘆いている人が少なくない。現状の方法論を信じるあまり、周りが見えなくなる…。それでドツボにはまった状態がスランプの正体なんだ。

キミも自分の行動を常に冷静に分析できればいいんだけど、現実的にはなかなか難しいよね。だからこそ、努力のわりに結果が伴わないと感じたとき、ガラッと方法や環境を変えて自分を客観視する機会を作ってほしいんだ。大胆な方針転換は勇気がいるけど、その分、大きな実りがあるはずだよ!

まとめ

スランプの原因は、限界が訪れているやり方に固執すること。現状の学習スタイルに行き詰まったら勉強法や環境をガラッと変えてみよう!